フジテレビ系バラエティ特番『お笑いオムニバスGP』の第2弾が、20日(19:00~)に放送される。

  • (左から)山内健司、白石麻衣、川島明、濱家隆一=フジテレビ提供

お笑いのあらゆるジャンルのNo.1を決める大会をオムニバス形式で見せる同番組。今回も50組以上のお笑い芸人たちを迎え、前回好評を博した「バク速-1GP」と、新企画「国民的ヒットソング 合いの手ツッコミGP」の2本立てで放送する。

MCは前回に引き続き、川島明(麒麟)と白石麻衣が務め、かまいたちの山内健司&濱家隆一が“お笑い見届け人”として初参戦する。

「バク速-1GP」は、ベテランから若手まで人気芸人が代わる代わる登場し、コントや漫才など、ジャンルを問わずさまざまなショートネタを披露。本邦初公開のコラボネタなど、今回のために用意した新作も多数登場する。

「国民的ヒットソング 合いの手ツッコミGP」は、芸人たちが2人1組のペアで競い合う、新たな“歌ネタ”の大会。ペアのうち1人が、誰もが知っている国民的ヒットソングを熱唱する中、もう1人が、その歌詞からツッコミどころを見つけ出し、“合いの手ツッコミ”を入れていく。ツッコミのキレと面白さに加え、選曲のセンスも問われる大会だ。

出場者は、合いの手ツッコミ漫才のパイオニア・ナイツをはじめ、チョコレートプラネット、FUJIWARA、銀シャリといった実力派コンビ、大久保佳代子(オアシズ)&いとうあさこ、長谷川忍(シソンヌ)&山添寛(相席スタート)、カンニング竹山&小倉優子という、今大会のために結成された即席コンビもエントリー。それぞれ、自分たちのキャラクターを存分に生かした合いの手ツッコミを披露する。さらには、飛び入り参加のコンビも予告されえいる。

MC陣のコメントは、以下の通り。

――番組の収録を終えた今、率直な感想をお聞かせください。

川島「いや~、笑い疲れましたね。今日1日で“バク速-1GP”と“合いの手ツッコミGP”を2本とも撮ったんですけど、あまりにも濃い内容で、1本目に撮った“バク速-1”が、1年前くらいの出来事のような気がします(笑)」

白石「本当に、とても楽しくて、ぜいたくな時間でした」

――今回放送される2つの大会の、それぞれの見どころを教えてください。まず、「バク速-1GP」は?

川島「スピード勝負のネタ番組は他にもありますけど、やっぱり今回も、この番組ならではの面白さを感じましたね」

濱家「ほんまに面白すぎて、収録時間がめっちゃ短く感じました。“1分ネタ”とか“3分ネタ”とか、時間を決めてるわけやなく、本当に面白いところだけを抽出したネタやから、ずっと見てられるんですよ。漫才のある一部分だけ、みたいなネタをやってるコンビもいましたし」

山内「普通、短い尺のネタの大会をやると、“何やねん、それ!”みたいな、やり逃げするネタが多くなりがちやと思うんです。でも今回は、どのネタもしっかりと作り込まれていたので、非常によかったと思いますね。今振り返ってみると、やり逃げしたのはGAGしかいなかったんで(笑)」

――「バク速-1GP」の出場者の中で、特に注目の芸人さんは?

川島「僕は、ネルソンズ。もともと好きなトリオなんですけど、今回は特に素晴らしかったです。言うたら、永久機関ですからね、今回のコントは。あのオチがあれば、もう一生ネタ作りに困らないんじゃないかっていう(笑)」

山内「和田まんじゅうは最強ですよね(笑)」

川島「ほんまに、和田まんじゅうのあの顔を、ゲームの“NOW LOADING”の映像で使ってほしいくらい(笑)。あの顔が出てたら僕、いくらでも待てますね。スクリーンセーバーにしても流行(はや)るんちゃうかな(笑)」

白石「どの芸人さんも、もちろんすてきだったんですけど、私は特にランジャタイさんが印象に残っています。前回のウッチャンナンチャンさんの似顔絵にも驚きましたけど、今回も本当にびっくりしちゃって(笑)。同じ形のネタでも、まだ別のパターンがあるのかなっていうのも、気になるところですね」

山内「僕は、ジェラードンのコントがめっちゃ面白かったです。最後の急展開がたまらなかったですね(笑)。めちゃめちゃ好みのタイプのネタです」

濱家「僕はEverybodyですね。実は僕、コロナ感染で療養してる時期、ずっと“クリティカルヒット”の動画を見てたんですよ。コロナを乗り越えられたのは、Everybodyのおかげなんです(笑)」

川島「Everybodyが出てきたとき、濱家がものすごくうれしそうなんですよ(笑)。はしゃぎっぷりがただごとじゃなくて」

濱家「いやもう、やっぱりめちゃくちゃおもろかったです(笑)!」

――では、「合いの手ツッコミGP」の見どころを教えてください。

白石「すごく面白くて、笑いどころがいっぱいあるので、ぜひたくさんの方に見て、笑っていただきたいなと思います」

川島「でも驚きましたね、ここへ来て、また新しいグランプリを立ち上げるのかっていう。第1回目やから、みんなが何が起こるか分からなくて戸惑ってる感じも、すごく新鮮でした。本番中ずっと“何が正解なの?”みたいな空気で(笑)」

白石「実は私も、最初は“これってどういう企画なんだろう?”と思っていて…(笑)」

川島「個人的には、『M-1(グランプリ)』の第1回大会を思い出しましたね。結果、めちゃめちゃ面白いっていうところも、『M-1』と似てるんじゃないかなと(笑)」

濱家「僕もほんまに面白くて、それこそ『M-1』とか『キングオブコント』みたいに、フジテレビで年1回の賞レース番組にしてほしいくらいです」

山内「確かに、他のいろんなコンビの“合いの手ツッコミ”をもっと見てみたいっていうのはありますね。ナイツさんも、まだまだ勝負ネタを温存されてると思うんで(笑)」

白石「そうですよね。私も今回見ていて、“合いの手ツッコミ”と一言で言っても、いろんなジャンルがあるんだなって思いました」

川島「いやいや、この大会に向けて、1年かけて仕上げてくる芸人はおらんやろ(笑)」

(C)フジテレビ