女優の夏菜が主演するフジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『スイートリベンジ』が、続編の配信をスタートした(毎週月曜24:00最新話更新、フジテレビで毎週月曜24:25～放送 ※関東ローカル)。
「株式会社スイートリベンジ」の社長として、オトコに酷いフラれ方をしたオンナから依頼を受け、“同じ痛み”をオトコに与えて復讐していく主人公・マリコ役の夏菜、スイートリベンジ社のスタッフ・ケンジ役の森永悠希、依頼人からスイートリベンジ社で働くことになったユミ役の古畑星夏に、続編決定の喜び、そして撮影現場の様子などを聞いた――。
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『スイートリベンジ』に出演する(左から)森永悠希、夏菜、古畑星夏 撮影：蔦野裕
■買い物先の店員に声をかけられたタイミングで…
――『スイートリベンジ』続編(第7～12話)の制作が決定したという一報を受けていかがでしたか?
夏菜：私は「続編が決まったよ」という連絡が来たとき、ちょうどプライベートでキッチン用品の買い物をしていたんです。そこの売り場のおばさんに「先週『スイートリベンジ 』見たわよ! 面白かったからお友達全員に『このドラマ見て』って一斉メール送ったの。でも次の週はやってなかったのよ～」と言われて。
古畑＆森永：ええっ、すごい!
夏菜：「こうやって広めてくださる方がいるんだ、ありがたいな」と思いました。他にも面白いと言っていただけることが多かったので、(続編の制作は)決まるべくして決まったんだなと自信を持つことができました。
古畑：私の周りでも『スイートリベンジ』を見てFODに入る人が多かったんです。前編を見た人たちに「これって続くよね?」と聞かれて、私も続編を作るかどうか知らなかったので「たぶん……」と答えるしかなくて(笑)。「でも、この内容で続かなかったら気になるよね」と言ってました。だから続編が決まってすごくうれしかったです。前編ではユミの持っている謎が残っていたので。
森永：(続編が決まって)安心しました(笑)。前編で終わってしまったら制作に関わっているどの部署の皆さんも置いてけぼりになってしまうと思ったので、本当によかったです。
夏菜：森永くんはちょっと目線が違うよね(笑)
――ミステリアスなマリコ、マリコを支えるケンジ、謎の新入社員ユミと、それぞれ個性的なキャラクターを演じられています。ご自身の役について、どんなことを意識していますか?
夏菜：漫画原作なんですけど、エピソードの中には実話が含まれているんです。だからあまり漫画っぽくし過ぎないよう、リアルな部分とコメディ部分を演じ分けるのが難しいなと思いながらやっていました。一番意識していたのはマリコの声ですね。最初はマリコがどんな声で話すのか、その音が想像できなかったので「これだ!」という声を出せるまで苦労しました。
古畑：ユミは二面性がある役なので、前後のシーンのつながりを大事にしたいと思っていました。謎が明かされた後で見返したときに違和感がないようにすることを意識しました。難しかったんですけど、「頑張ってやらないと!」と常に思っていました。
森永：僕は中立的な立場でいることを常に意識していました。ケンジくんには一種ピエロ感があるというか、「すごく怒っていても、人前では笑っていられる人なんだろうな」と。原作を読んだときもそういう印象を受けました。ユミちゃんがスイートリベンジ社に入る前はずっとマリコさんと2人でやってきたので、きっと何から何までケンジがやっていたんだと思います(笑)
■森永悠希は“完全に親切なおばちゃん”
――この作品では3人の掛け合いが見どころの1つですが、息が合ってきたと感じたきっかけはありましたか?
夏菜：きっかけは森永くんです。最初に3人が仲良くなったのは、森永くんが毎日家で料理をしているというので、私たちに時短レシピを教えてくれたり、おいしいお塩を分けてくれたりしてくれたから。男の子というより、おばちゃんとしゃべってるみたいで一気に仲良くなりました。3人でいると女子会みたいなんです(笑)
森永：この前の撮影で夏菜さんが蚊に刺されたとき、僕のポーチをものすごくイジってましたね(笑)
夏菜：森永くん、和柄のちりめん風のポーチを持っているんですけど、その中に目薬とか虫刺され薬とか、ちょっとした“お薬”を入れているんですよ! 私が蚊に刺されてどうしようかと思っていたら「夏菜さん、これ」ってポーチを差し出してくれて。完全に親切なおばちゃんじゃん!と思いました。
古畑：森永さんはカイロの効率的な貼り方も教えてくれるんです。「夏なんだからもっと前に教えてよ」と思いましたけど(笑)
森永：対角線に貼るとカイロ2枚で済むんです。脇腹と内モモに貼ると血流が温まるから、夏場はそこに冷却シートを貼るとちょっと涼しくなります。でも、僕も現場で諸先輩方に教えていただいたことを転用しているだけなんです。
夏菜：それを覚えておいて準備しているのが、森永くんのちゃんとしたところだよね。おかげで仲良くなれました。
