――前編では様々なタイプの「女性を弄ぶ男性」が登場し、マリコが成敗してきました。印象に残っているのはどの男性ですか?
古畑:私はやっぱり袴田(吉彦)さんの演じたタツヤ(第5・6話)ですね。自分の弱みを握られて「外にばらまくぞ!」と脅したりする人は嫌だなと思います。
夏菜:あれは究極だったね! 私は浅香(航大)くんのコウイチ(第1・2話)がリアルに一番いるタイプだなと思いました。すごく痛いところを突いてくるキャラクターだし、実際によく聞く話ですね。
森永:僕は柾木(玲弥)さんのヒロシ(第3・4話)です。相手がお金を持っているかどうかであんなあからさまに態度を変える人いるのかな?と思いました。男から見ても「うわ、嫌だなー」と思いました。
――続編では、男性が女性に復讐する「ビターリベンジ社」が登場します。女性が恋愛で気をつけた方がいいことは何だと思いますか?
夏菜:女性も恋愛において自分を振り返ってほしいですね。この作品は、ひどいことをした男性にマリコが復讐することで「スカッとしてほしい」ドラマですけど、女性たちにも自分を見つめ直してほしいという、恋愛のバイブル的なドラマでもありますから。
森永:僕は“何でもやってあげちゃう系”の女性は、見ていて「危ないな」と思ってしまいます。本人同士が幸せならいいのかもしれないけど、「これで女性は本当に幸せなのだろうか」と。
夏菜:やってあげ過ぎはよくないんですね。森永くんが言うんだから間違いない(笑)
古畑:絶対そうですね!
■撮影中は3人で恋バナ三昧
――マリコがターゲットを落とすための七変化も話題になっています。皆さんがお気に入りのマリコは何ですか?
古畑:警察官マリコが好きでした、スタイルがよくて制服が似合っていて本当にかわいかったです。
夏菜:うれしい! 本当にいろいろとやったので迷いますね、お嬢さま風、フワちゃん風、滝川クリステル風……(笑)。私は割とサブカル女子(第5・6話)が好きでした。お話も含めてコメディに振り切っているので、楽しかったです。
森永:僕は1・2話のマリコさんが好きです。あの絶妙に抜けている感じの女性っていうのが、良かったです。
夏菜:森永くん、これから先だまされるよ!
森永:ええ! 言われてみればそうかも……。
夏菜:一番引っかかっちゃいけないところだから! 撮影中はこんな感じで3人で恋バナばっかりしてました(笑)
――では、『スイートリベンジ』続編の見どころを教えてください。
古畑:続編ではいろんな人の裏の顔が見えてくるので、前編を見ていた人が「こういうことだったんだ」と謎が解き明かされていくのが、とても面白いと思います。
森永:続編では、スイートリベンジ社に持ち込まれる案件自体のヤバさがグレードアップしていきます。また、スイートリベンジ社の中でもいろんな葛藤が増えていくので、マリコさん、ユミちゃん、ケンジが翻ろうされながらも事件や自分たちの問題を解決する姿を楽しんでいただけたらと思います。
夏菜:依頼人やターゲットのキャラクターも続編では濃くなっています。そして続編の裏テーマはユミちゃんなんです。彼女が敵なのか、味方なのかが明らかになっていくので、ぜひ楽しんで見ていただきたいですね。