金沢シーサイドライン(新杉田~金沢八景間)を運行する横浜シーサイドラインはこのほど、横浜市が計画している「(仮称)都市高速鉄道上瀬谷ライン」(上瀬谷ライン)への事業参画の依頼があったことを明らかにした。

  • 横浜シーサイドラインが、横浜市から「(仮称)上瀬谷ライン」への事業参画の依頼があったと発表

横浜市は2027年3月、旧上瀬谷通信施設で「国際園芸博覧会」の開催を予定しており、その後の土地利用として、テーマパークを核とした複合的な集客施設を立地した活性化拠点を整備する計画を進めている。これにともない想定される新たな交通需要の発生に対応するため、横浜市は瀬谷駅を起点とした新たな交通として「(仮称)上瀬谷ライン」を計画。さまざまな条件を検討した上で新交通システムを選定し、2027年3月までの開業目標を掲げ、設計作業など進めてきた。

今回、横浜市は軌道法にもとづく特許申請に向け、インフラ部の補助制度の対象となる経営者として、新交通システムの専門的な知見や運行・経営ノウハウを有する横浜シーサイドラインに事業参画を要請。11月末までに回答を得たいとした。

これに対し、横浜シーサイドラインは「外部有識者を加えた検討会議を開催し、事業の採算性や継続性について検証した上で回答する」と表明している。