新番組『仮面ライダーリバイス』は、『仮面ライダーゼロワン』(2019年)『仮面ライダーセイバー』(2020年)に続く、令和仮面ライダーシリーズの第3弾であり、1971年に誕生した第1作『仮面ライダー』放送開始から数えて50年という節目の年。アニバーサリーイヤーに始まる『リバイス』にも、仮面ライダーファンから熱き注目が集まっている。

  • 日向亘(ひゅうが・わたる)。2004年生まれ、群馬県出身。2019年のホリプロ「メンズスターオーディション」で6468人の中からグランプリに選ばれ、芸能界入り。テレビドラマ『太陽は動かない-THE ECLIPSE-』(2020年)や『姉ちゃんの恋人』(2020年)に出演した後、映画「太陽は動かない」(2021年)でスクリーンデビュー。2021年9月5日に放送開始する『仮面ライダーリバイス』で五十嵐一輝の弟・大二役でレギュラー出演を果たす。撮影:大門徹

今回のインタビューは、仮面ライダーリバイ/五十嵐一輝の弟で、デッドマンズと戦う政府直属の特務機関「フェニックス」の若き隊長を務める五十嵐大二役・日向亘が登場。頭脳明晰で運動能力にも優れ、シャイでプライドの高い大二は、明るく元気で世話好きな兄・一輝と性格が正反対。兄と弟、そして末っ子の長女さくらも合わせた3兄弟は、役の上でも役を離れても、非常に仲がいいという。フェニックスの隊員服に身をつつみ、クールなふるまいで兄・一輝をサポートする大二は、どのような形で血肉を与えられ、キャラクターとして作り上げられていくのだろうか。日向から、子どものころ憧れた「仮面ライダー」で今度は自分が主要キャラクターを演じることのできる喜びと、意外な難しさを教えてくれた。

――先日行われた制作会見では、五十嵐ファミリーの仲の良さが強くうかがえました。会見を終えたときのご感想はいかがでしたか。

会見の席で初めて「五十嵐大二役の日向亘です」と、公の場でご挨拶させていただきました。これでやっと、周りの人たちにも「仮面ライダーに出演します」と言うことができるという、安心感、開放感がありました。これから、今まで以上に僕の名前を知ってもらえるんじゃないかという期待も含めて、「仮面ライダー」に出演することの大きさを実感した瞬間でした。

――『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』の同時上映となった劇場版『仮面ライダーリバイス』では、大二が一輝のもとへバイスタンプを届けに来るシーンが描かれました。何も知らずに画面を観ていると、一輝よりも大二のほうがヒーローっぽいイメージがありますね。

大二は、「デッドマンズ」を撲滅する組織「フェニックス」に所属していて、新人でありながら隊長を務めているエリートという役柄なんです。

――日向さんが子どものころ、好きだった仮面ライダーは誰ですか?

『仮面ライダー電王』(2007年)と『仮面ライダー000/オーズ』(2010年)です。特に『電王』は、母親やそのお友だちもみんなハマって、毎週日曜の朝に観ていました。『電王』は今でも名作だと思っています。

――『仮面ライダーリバイス』にはオーディションで選ばれたとうかがっています。日向さんにとって『仮面ライダー』とはどういう存在でしたか。

この世界に入って以来、仮面ライダーになるのを目標にしてやってきましたし、若手俳優の登竜門と言われている仮面ライダーを目指して頑張りたいと思っていました。今は目標を達成することができたと思って嬉しい限りです。これからはいただいた役をいっそう魅力的にするべく、全力で撮影に取り組んでいきます。

――いかにも「ヒーロー」っぽい印象の大二は、子どもたちから憧れの目で見られるキャラクターかもしれません。

そうなってくれたら嬉しいです。子どもたちから「大二はカッコいいな」と思ってもらえるよう、演技やアクションに気合いを入れて取り組んでいます。