フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、コロナで大打撃を受ける“夜の街”の仕事を離れ、人生を変えたいと奮闘する女性たちを追った『夜の街に別れを告げて~人生を変えたい彼女たちは…~』を、29日に放送する。

  • 涙を見せるルカさん=フジテレビ提供

終わりの見えないコロナ禍に見舞われ、苦境が続く“夜の街”。相次ぐ緊急事態宣言で客足も途絶え、回復の見込みは立たない。そこで長く働き、生活をしてきた女性たちは今、将来に強い不安を感じている。「昼の仕事に就きたい」…企業の新規採用も厳しい中で、“夜の街”に別れを告げようとする彼女たちは…。

横浜出身のルカさん(24)は、自分の顔の整形費用を捻出するため、夜の街で働き始め、キャバクラやクラブなどを転々としてきた。昨年11月から、中卒・高卒者限定の就職支援をする「ヤンキーインターン」に参加。昼の仕事に就いて、「何事にも自信を持てない自分を変えたい」と半年間の研修に飛び込んだのだ。自信のなさゆえの人見知りな性格がわざわいし、電話営業なども腰が引けてしまう。ここでも自分を変えることはできないのか…ルカさんの新たな苦悩の日々が始まった。

静岡から研修へやってきたマリカさん(21)は、18歳のころからやガールズバーやスナックで働いてきた。コロナ禍で収入が減る中、“夜の街”を離れることを決心。営業活動など初めて経験する仕事にも、持ち前の社交性を発揮し、「ヤンキーインターン」の講師からも絶賛されるほどの順調な滑り出しだった。しかし開始から3カ月後、マリカさんは研修を辞めることを決意。なぜ彼女は東京を離れるのか…。

長引くコロナ禍をきっかけに「人生を変えたい」と奮闘する彼女たちの1年を、女優・芳根京子のナレーションで追っていく。

  • 研修生寮でのルカさんとマリカさん=同

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