GACKT&二階堂ふみがW主演を務める、映画『翔んで埼玉Ⅱ(仮)』(2022年公開)が製作されることが11日、明らかになった。

  • 左からGACKT、二階堂ふみ

    左からGACKT、二階堂ふみ

同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。

2019年に公開された映画は興行収入37.6億円を記録し、日本アカデミー賞では最優秀監督賞を含む12部門を受賞。県別の興行収入シェアでは埼玉県が23%を超え、地上波放送は平均視聴率16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、2020年に地上波で放送された映画では堂々の1位に。放送時のTwitter国内トレンドの1位~20位を独占、世界トレンドでも1位にランクインした。

この度、前作の公開から2年の時を経て、続編となる『翔んで埼玉Ⅱ(仮題)』の製作が決定。新ビジュアルと共に前作でW主演を務めた麻実麗役・GACKT、壇ノ浦百美役・二階堂ふみの続投、更に劇場公開が2022年に決定したことも明らかになった。

10日の夜には、約1年半の間なりを潜めていた『翔んで埼玉』公式HP等に突如小さな異変が勃発し、SNSでは早くも「遂に続編か」というコメントで賑わっていたという。メガホンを取るのはドラマ『電車男』、『のだめカンタービレ』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』シリーズ、『ルパンの娘』シリーズ等、数々のテレビドラマ・映画をヒットへ導いてきた武内英樹。『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ルパンの娘』シリーズを手掛ける脚本家・徳永友一とのタッグも前作に引き続き健在となる。

原作者:魔夜峰央 コメント

改めて言うが、正気かおまえら

武内英樹監督 コメント

『翔んで埼玉』続編が遂に始動します。
前作では思いっきり(愛を込めて)ディスっていたにも関わらず、埼玉の皆さんが 心から映画を楽しんでくださり、改めてその埼玉愛に驚かされました。
続編だからこそできる、壮大なスケールでお届けする日本最高峰の茶番劇をお届けしたいと思っています。
GACKTさん、二階堂ふみさんや、信頼できるスタッフ、そして新しい仲間(?)と共に全力で作品を作ってまいります。是非、ご期待ください。

フジテレビプロデューサー:若松央樹 コメント

前作の公開中、埼玉の皆様には「もっとディスっても大丈夫!」という声や、 他県の皆様には「埼玉がうらやましい」「自分たちの地元もいじって欲しい!」「翔んで〇〇もやってほしい!」など、ありがたい反響をたくさんいただきました。
「翔んで埼玉」自体は、前作も原作にはないストーリーを多分に描いておりましたし、作品としては、
前作で既に出し尽くした気持ちも強かったのですが、皆様の温かい声をいただき、武内監督や脚本の徳永氏の間で「続きを作ってみてはどうか」という話が自然と出るようになりました。その内容が思いの外盛り上がり、続編を制作することになりました。埼玉の皆様に支えていただき、前作はありがたいことに大ヒットすることが出来ました。続編では更にパワーアップした、我々なりの愛あるディスりで、埼玉の魅力を全国に届けてゆきたいと思っています。再びとはなりますが、何卒寛大な心で受け止めていただければと思っております。

GACKT コメント

再びこの、いい意味でくだらない最高のエンターテインメントに関われると思うと、今から、、、、不安しかありません。
前作であれだけ埼玉をディスったにもかかわらず、監督はまたしても続編をやる気です。監督、バカなの?完全に壊れてます。。。そしてGACKTがまた高校生を演じるのか…、ダメでしょ? 疑問は多く残りますが、前作でもご一緒した武内監督やふみちゃんがいれば、良い作品が作れると信じて、、、
いや、むしろ、すべてお任せするしか、ありません。
壮大な茶番の更なるパワーアップ、ぜひ楽しみにしていてください。不安です。。。

二階堂ふみ コメント

パート2を作ってみせる!と現場で肩をぐるぐる回しながら仰っていた武内監督。
まさかこの映画がヒットするとは。まさかこの映画が日本アカデミー賞にノミネートされるとは。
パンクで誠実な物作りをされる武内監督、そして派手に踊らせる若松プロデューサー。
真面目に不真面目な大人達が集まる現場にまた呼んでいただけて、とても光栄です。
パート1(まさかこの呼び方をする日が来るとは思わなかった)を遥かに超える大作を、最前線で感じられたらと思います。
よろしくお願い致します。

(C)2022映画「翔んで埼玉」製作委員会