歴代「仮面ライダー」と歴代「スーパー戦隊」の魅力を詰め込んだ夏のイベント「仮面ライダー×スーパー戦隊 W(ダブル)ヒーロー夏祭り2021」が、2021年8月6日より東京ドームシティ・プリズムホールにて開催されている。

昨年(2020年)は新型コロナウイルス感染拡大のあおりを受け、残念ながら中止となった「Wヒーロー夏祭り」だが、今年は感染拡大予防対策を万全にし、来場者の安全に配慮した上で「仮面ライダー」誕生50周年、「スーパー戦隊」45作品というダブルアニバーサリーイヤーを祝うこととなった。

※記事内では今回の展示内容について触れています。ご注意ください。

会場内で「密」を作ることがないよう、入場者はまず「仮面ライダースーパーステージ」を観覧し、その後にスーパー戦隊歴代レッド戦士の立像展示エリアに案内される。今年は新型コロナ感染対策の意味で、さまざまなプレイゾーンや飲食コーナーは置かれておらず、その代わり「仮面ライダースーパーステージ」「スーパー戦隊立像展示」「物販コーナー」の3つに絞ったアトラクションを従来以上に強化している。まずは、歴代スーパー戦隊レッド戦士の立像が並んでいる「展示エリア」からご案内していこう。

展示エリアの最初のところで注目を集めるのは、約46年にもわたって続いてきた「スーパー戦隊シリーズ」の「年表」コーナーだ。1975年の第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』から2021年の第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』に至るまでには、テレビシリーズ・劇場版・Vシネマなど膨大なエピソードが作り出されている。その歴史の重みを年表から読み取ってみよう。

スーパー戦隊の礎を築いた初期作品、『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年)のアカレンジャー、『ジャッカー電撃隊』(1977年)のスペードエース、『バトルフィーバーJ』(1979年)のバトルジャパン。

最初のレッド戦士・アカレンジャーというキャラクターは、現在放送中のドラマ『ザ・ハイスクールヒーローズ』(テレビ朝日系)にも主人公の憧れのヒーローという役割で登場する。46年の歳月を経ても、そのシンプルかつ力強いデザインの魅力は色あせることがない。

バトルジャパンはその名のとおり「日本」の国旗をモチーフにした「白地に赤」のヒーロー。等身大ヒーローチームが巨大ロボットに乗り込んで敵と戦うという人気パターンを築き上げたスーパー戦隊である。

地球の平和を守り続けてきたスーパー戦隊の歴代レッド戦士が年代順に勢ぞろい。特筆すべきは、ヒーローの背後に「各戦隊の集合写真」「レッド戦士の活躍名場面」が1枚ずつ展示されていること。なかなかレアなスチールもあるので、コアなファンの方たちは注意深く観察してほしい。ラストを飾るのはもちろん最新作『機界戦隊ゼンカイジャー』よりゼンカイザー。ちなみに35作目の『海賊戦隊ゴーカイジャー』だけは、別に設けられた『テン・ゴーカイジャー』コーナーで6人が勢ぞろいを果たしている。

  • 第10作『超新星フラッシュマン』(1986年)のフラッシュキング

  • 第21作『電磁戦隊メガレンジャー』(1997年)のギャラクシーメガ

  • 第31作『獣拳戦隊ゲキレンジャー』(2007年)のゲキトージャ

  • 第38作『烈車戦隊トッキュウジャー』(2014年)のトッキュウオー

  • 第44作『魔進戦隊キラメイジャー』(2020年)のキラメイジン

展示コーナーの各所では、スーパー戦隊の歴代巨大ロボット(巨大戦士)の立像も展示されてある。世の中がいくら移り変わっても、その時代時代を生きる子どもたちは巨大ロボットが大好き。時代を超えるカッコよさで永遠の存在となった彼らの勇姿を、ぜひ会場でご覧いただきたい。

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