2020年6月20日~12月26日に放送された特撮ドラマ『ウルトラマンZ』が、第52回星雲賞メディア部門を受賞した。

星雲賞は、日本のSF及び周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を誇るSF賞。前年度に発表された作品および活動の中から、SF大会参加者のファン投票により決定される。第52回星雲賞は、4月24日から6月15日にかけて第60回日本SF大会参加者による投票が行われた。

『ウルトラマンZ』は、ウルトラマンゼロに憧れ、ゼロに弟子入りし、努力を重ねてきたウルトラマンゼットが、地球防衛軍日本支部・対怪獣ロボット部隊「ストレイジ」の新人パイロット、ナツカワ ハルキと一体化し、地球の危機をもたらす脅威に挑む物語。メイン監督は田口清隆氏、メインライター・シリーズ構成は吹原幸太氏。吹原氏は2020年5月17日に37歳の若さで惜しくも帰らぬ人となり、製作発表で田口監督が追悼のコメントを寄せていた。

本作は、ウルトラマンの魅力はもちろん、組織のリアルな描写、魅力的な人物描写と熱い展開、対怪獣ロボットの活躍が大きな反響を呼んだ。

授与式は2021年8月21日に開催される第60回日本SF大会において実施される予定。

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京