6月上旬にクランクインした2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。新型コロナウイルス感染症対策をとりながら撮影を進め、今月は物語序盤の舞台地となる静岡県内でロケを行っている。北条家ゆかりの地・伊豆の国市のオープンセットを中心に、沼津市や裾野市、富士宮市など各地で収録。このたび、ロケ現場での主演・小栗旬のコメントと写真が到着した。

  • 北条義時役の小栗旬

三谷幸喜氏が脚本を手掛け、小栗旬が北条義時役で主演を務める本作は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。三谷氏が大河ドラマの脚本を手掛けるのは、『新選組!』(2004年)、『真田丸』(2016年)に続いて3回目。

静岡ロケでは、主人公・北条義時(小栗旬)ら北条勢が伊豆の平家方の館に攻めかかるシーンや、挙兵した源頼朝(大泉洋)の軍が、父・義朝の拠点だった鎌倉に入るシーンなどを収録しているという。

小栗は「撮影は順調に進んでいて、物語のオープニングのほうの大事なシーンもいい感じに撮れたと思います。やはり外に出てくるとスタジオとはまったく違う気持ちよさがあります。すぐ近くに北条ゆかりの地があるという、すごくいい場所にオープンセットを建てていただき、いろいろ当時のことを想像しやすい、タイムスリップしたような気分で撮影できるのでとても助かっています」とコメント。

「ロケなので戦のシーンも多く、今まで出演した大河ドラマの中で、今回が一番戦っているかもしれません。殺陣については、平安時代末期~鎌倉時代ということで、技術がどうこというよりも、荒っぽく、坂東武者の荒々しさのようなものをテーマに演じているので、そこの部分はうまく出せていっているのではないかと思います」と手ごたえを感じている。

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