きょう20日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、東京オリンピックを断念した障害馬術選手・広田思乃さんに密着する。

  • 『セブンルール』の密着を受ける広田思乃さん=カンテレ提供

東京オリンピック正式種目の障害馬術は、コース内に置かれた障害物を飛び越えながらゴールを目指し、タイムと落とした障害の数で競うレースで、オリンピックで唯一男女が一緒に競う「馬術」競技のひとつ。2018年に34歳で全日本選手権優勝、翌年にはアジア人女性初のワールドカップ決勝進出と、トップ選手として輝かしい成績をおさめる彼女の相棒は、マダラ模様の馬“ライフ・イズ・ビューティフル”=愛称・ブチだ。「ブチくんと出会っていなかったら、ワールドカップは無理だった」と、自分の人生を変えてくれた愛馬への思いを語る。

秋田県出身の彼女が乗馬を始めたのは、選手としては遅い高校の部活動だった。人馬一体となり馬と心を通わせるのが重要な競技で、誰よりも馬との時間を優先させた彼女は、高校3年生で国体優勝という異例の上達をみせる。夫は障害馬術の師匠であり、2000年のシドニーオリンピックに出場し、現在も現役のトップ選手として活躍する龍馬さん。周囲からは、夫婦そろっての東京オリンピック出場も期待されたが、1年延期になって状況が一変した。コロナに翻ろうされたトップアスリート…彼女がオリンピックを断念した背景には、愛してやまない“ブチくん”へのある思いがあったという。

今回、カメラは広田夫妻が運営する那須トレーニングファームで、「馬ファースト」を掲げ40頭の馬の世話や練習に明け暮れる彼女に密着。馬との稀有な関係性だけでなく、師匠でもある夫との夫婦関係、ジュニア日本選手権で優勝し両親の背中を追う高校1年生の息子との親子関係など、「馬」にすべてをささげるアスリート家族ならではの日常を映し出す。

さらに、気持ちも新たに来年のワールドカップ出場枠をかけた予選に挑む広田さんとブチくん。青木崇高が思わず涙した、ドラマチックな結末とは。「ライフ・イズ・ビューティフル」馬とともに生きる障害馬術選手・広田思乃さんの7つのルールに迫る。

スタジオでは、広田さんとブチくんの人馬一体となった走りを「がんばれ!」と応援する出演者たち。唯一馬に乗れる青木は「すんごいかわいい」と馬の魅力を語り、尾崎世界観は競技の迫力に驚きの表情を見せる。

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