――1年前に発売された初著『あの日、好きになって470日~恋愛リアリティーショーのその後の話』では、妊娠が判明した時の苦悩や、産むと決断した思いもつづられていましたが、改めて当時の心境をお聞かせください。

本当にすっごく悩んで、お母さんはもちろん、子供を出産している友達にも相談したのですが、おろすという決断にはならなかったです。彼女の話を聞いて勇気をもらい、自分も頑張ってみようと。もし旦那さんが茉弥のことを切り捨てて逃げたとしても、1人で育てようという覚悟を持って産むという決断をしました。

――まえださんもお父さんになると覚悟を決め、重川さんの地元である大阪に引っ越しを。

「一生支えていく」と言ってくれて、今本当にいいパパになってくれて、すごく素敵な人です。

――結婚・妊娠を発表した際には、励ましの言葉だけでなく、批判のコメントが想像以上だったと。

妊娠していたのでストレスを溜め込まないようにしたかったのですが、やっぱり目に入ってしまい、情緒不安定になって病んでしまうことがありましたが、しゅんくんがずっと支えてくれて、極力SNSを見させないようにしてくれました。

――ファンの方もSNSで特別なグループを作って励ましてくれたそうで、ファンの方との絆がすごいですよね。

ファンの子が本当に親身に、友達みたいに接してくれていて、私も友達みたいに思っています。そのときもファンの子にはめちゃくちゃ助けられて、ファンの子たちがいなかったら自分の身が大丈夫だったかなと思うくらい本当に支えになりました。

――今、立派に子育てをされていると思いますが、世間の声は変わってきましたか?

批判のコメントはほとんどなくなり、「すごいね」と誉めてくれる方が増えました。ちゃんと子育てしているんだなと皆さんに安心してもらうために、これからもSNSなどで日常を載せていこうと思っていますし、スタイルブックでも子育てのことについていっぱい載せているので見ていただきたいです。

――子育てにおいて大切にしていることはありますか?

めちゃくちゃしゃべるようにしています。植物も話しかけたほうがいいと言うので、話しかけるのは大事なのかなと。

――どんな子になってほしいですか?

元気に育ってくれたらそれでいいんですけど、思いやりがあって、優しくて、常識のある子になってほしいです。

――お母さんであり、女子高生であり、お仕事もされていて、両立は大変ではないですか?

癒やしが2人いる状況で、疲れても帰ったら家族がいるという素晴らしい空間にいさせてもらっているので、全然両立できています。今子供がいなかったらと考えられないくらい、本当に2人とも茉弥にとって必要な存在です。

――家事はお二人で協力してやられているそうですが、どのように分担しているのでしょうか。

妊娠中に洗濯物などしんどい作業をしゅんくんがしてくれて、そこからずっとしゅんくんが担当みたいになりました。私は、料理が担当かなと。それ以外はできる人がやるようにしています。

――夫婦ゲンカをほとんどしないそうですね。

私は(しゅんくんに)言うことないですし、茉弥はダメダメな部分もめちゃくちゃありますが、しゅんくんが優しくて怒らない人だからケンカに発展しないです。しゅんくんができている人だから成り立っている関係性です(笑)