パナソニックは7月9日、「コロナ禍の光熱費変動に関する実態調査」の結果を発表した。調査は5月31日、エアコンを所有している20~60代550名を対象にインターネットで行われた。

昨年はコロナ禍の影響によって、例年よりも光熱費が増えたという人も多いのではないだろうか。パナソニック独自データによると、昨夏のエアコンの24時間連続稼働運転回数は123%増加し、平均稼働時間も前年比1.2時間増加していることが判明。

調査では、40.4%の人が「コロナ禍でおうち時間が増えたことで、昨夏に前年より光熱費が増えた」と回答。光熱費が増えた原因については、「平日、週末ともに出かけることが減ったため」(76.1%)、「自炊をすることが増えたため」(54.1%)、「テレワークを実施したため」(38.7%)、「部屋を換気していたため」(20.3%)となった。

  • コロナ禍でおうち時間が増えたことによる作夏の光熱費の前年との比較

外気温が30℃程度までであれば「こまめに消す」がお得

エアコンの運転と光熱費について、パナソニック エアーマイスターの福田風子氏が解説。

「エアコンは、こまめにオフにするより『つけっぱなし運転』の方がおトクになることがあるとも言われています。これは、室内の温度が高いときにエアコンの運転をオンにすると、お部屋を急速に冷やすために多くのパワーが必要になるため。

いったん室内を適温にすればつけっぱなしでも少ない消費電力でキープできますが、外出の度に運転をオフにしていては室温が外気温からの熱を受けて高温になるため、帰宅してオンするたびに『強運転』となってしまい、消費電力が増えてしまいます。

パナソニック独自のアルゴリズムを用いて、同じ外出時間でも外気温条件によって帰宅時の運転の消費電力が異なることに着目したシミュレーションを行いました(パナソニック調べ。室内温度26℃、冷房温度設定26℃でのシミュレーション結果 ※実際の電気代は、住宅の断熱性能やエアコンの設置環境等の使用条件によって異なる)。

  • 30分間の外出を1日2回、1カ月間行った際のエアコン稼働における電気代の差異

その結果、冷房使用時において、住宅の断熱性、室内熱負荷などの環境によるものの、外気温が35℃以上の"猛暑日"のような場合は、室温が上昇しやすいため、『つけっぱなし』運転がお得ですが、30℃程度までであれば、室内温度がそこまで上がらないため『こまめに消す』運転の方が電気代の節約につながることが分かりました」。

エアコンの冷房効率を上げるには?

さらに福田氏は、1日のうち数時間はエアコンを休ませて自動おそうじ機能や内部クリーンを活用すること、フィルター掃除をすること、冷房時は風向きを上向きにし扇風機やサーキュレーターの併用で冷気のムラをなくすこと、冷房を1度上げ風量を上げることをすすめている。

  • 冷房運転時の風向き

そのほか、カーテンやブランド、窓の外の簾や緑のカーテンなどで部屋の中に直射日光が入らないようにすること、エアコンの室外機の周りに物を置いたり囲ったりしないこと、10年以上前の古いエアコンなら買い替えることも光熱費の節約につながるという。