俳優の草なぎ剛が7日、都内で行われた主演映画『ミッドナイトスワン』の舞台挨拶に登壇。2日後に47歳を誕生日を迎えるが、「27歳か~気持ちはね!」と話して笑いを誘った。

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2020年9月25日に上映がスタートして以来、一度も途切れることなく連続上映が実現。ついに先週6月25日をもって40週を終了し、約9カ月半の上映によって動員約57万6000人超え、興収も7.9億越えとなり、今も数字を更新している。

そしてこのたび、水曜日は誰でも映画が1200円で鑑賞できるTOHOシネマズの新サービス「TOHOウェンズデイ」が7月14日よりスタート。これに伴い、東京・TOHOシネマズ日比谷限定で7月14日から当面の間、毎週水曜日、『ミッドナイトスワン』も1200円で見られることになった。

草なぎは、大ヒットロングラン上映に「みなさまのおかげです。こんなに長く公開してくれると思っていなかったので。みなさまがSNSを通して拡散してくれたおかげだと思っています」と感謝。「TOHOウェンズデイ」について、「お得ですね。これはぜひとも劇場に足を運ぼう!」と呼びかけた。

今月9日に47歳の誕生日を迎える草なぎ。「2日後、僕、誕生日ですよ」と切り出すと観客から温かい拍手が起こり、「ありがとうございます」とにっこり。「27歳か~気持ちはね」と話して笑いを誘った。

また、七夕の願いごとを聞かれると、「コロナ禍で皆さまとお会いできる機会が減ったので、ちょっと会える機会が増えていくといいかな。皆さんの前に立つと刺激になりますし、生の空気って実際皆さんと会わないと感じられないなと思って、そういう願いがあります」と述べた。

さらに、「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞をはじめ、18冠に輝いたことが司会者から伝えられると、「そんなにたくさんいただいているんですね。ありがとうございます。皆さんのおかげです」と再び感謝。「本当に代表作になりましたし、これからも羽ばたいていってほしい」と話した。

本作は、トランスジェンダーとして身体と心の葛藤を抱えながら生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれずに育つもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部樹咲)の姿を通して、“切なくも美しい愛の形”を描いた物語。一果と出会うことによって“母性”が芽生えていく凪沙を草なぎが見事に表現した。