デビューしてまもなく2周年を迎える6人組男性アイドルグループ・9bic(キュービック)。「現在(いま)を生きる王子様(プリンス)達」をコンセプトにした彼らは、人気YouTuberのYapp!(やっぴ)と米村海斗がプロデュースしたグループで、YouTubeのチャンネル名「ハコイリムスコ」では、それぞれが個性を炸裂させている。

  • 後列左から9bicの六花清春、市川慶一郎、双葉小太郎、前列左から仮屋瀬さつき、四季涼雅、椚三波斗 撮影:蔦野裕

SNSの総フォロワー数がすでに150万人超えの彼らは、まさに時代が生み出したSNSの申し子だ。そんな9bicの6人に、これまでの道のりや、特に力を入れているYouTubeについて、さらに、今後の目標を聞いた。

――SNS発信のアイドルグループというのがとても新鮮です。特にYouTubeに力を入れられていますが、チャンネル名も含め、YouTubeでは「9bic」ではなく「ハコイリムスコ」として活動している理由を教えてください。

市川:“9bic=キュービック”から来ていますが、箱のなかで6人の生活が見られますよということで、そうなりました。

双葉:“ムスコ”としたのは、視聴者さんも一緒に育ててくれたらいいなという思いからつけました。YouTubeではアイドルでいる時とのギャップを見てほしいと思いました。

市川:アイドルの時はカッコ良くてキラキラしていたいけど、YouTubeでは自然体に見えてほしいなと。

――SNSの総フォロワー数が150万人超えというのは、新人アイドルグループからすれば相当多いと思いますが「ハコイリムスコ」として活動するなかで、反響を感じた転機などはありましたか?

双葉:昨年3月に「proof」というミュージックビデオをリリースした時期でしょうか。

市川:最初に緊急事態宣言が出されてからYouTubeで毎日投稿を始め、そこからもファンの数が増えていった気がします。

双葉:当時は2カ月半くらい、ずっと毎日投稿をしていたので。

――反響を実感する瞬間はどんな時でしょうか?

六花:僕は1人で歩いていても全然声をかけられないんですが、小太郎と歩いているとよく気づかれます。

双葉:僕は涼雅と一緒にいると、けっこう話しかけられる気がしますね。

四季:そういう時は仏のように手を振ります(笑)。

双葉:面白かったのが、市川くんと清春と3人で歩いていた時、清春だけ気づかれなかったんです。

六花:あったあった(笑)。でも、確かに僕は、他のメンバーといる時だけ、めっちゃ声をかけられます。他のメンバーは服装が目立つんですよ。

:涼雅はおしゃれで目立つんですが、小太郎はダサくて逆の目立ち方をします。

双葉:反論はしないです(笑)。でも、僕はそれがいいと思って着ているので!

――Yapp!さんと米村海斗さんは、どんなふうに関わっているんですか?

市川:YouTubeの会議は全員でやって、みんなで企画を出し合って決めていきます。2周年ライブについてもそうで、1人ずつやりたいことを提出し、マネージャーなどスタッフも含めてみんなで考えました。

仮屋瀬:たとえ僕たちが無理そうなことを提案しても、Yapp!くんたちはやりたいことをやらせてくれるので、僕たちとしては、その期待に応えられるように頑張ろうと思っています。

六花:僕は2回、Yapp!くんの動画に出させてもらいましたが、やはりYouTuber歴が長いだけあって、トークの進め方などで刺激を受けました。