『コンフィデンスマンJP』の主人公は3人の詐欺師たち。本作品は、その策略によって騙し騙され、まるでゲームのようにストーリーが二転三転するコンゲーム映画(作品中にさまざまな伏線を張り巡らせて、作中の人物だけではなく観客をもアッと驚かせるような映画)です。

美しいコンフィデンスウーマン「ダー子」(長澤まさみ)、百戦錬磨のコンフィデンスマン「リチャード」(小日向文世)、真面目で小心者のコンフィデンスマン「ボクちゃん」(東出昌大)の詐欺師トリオと豪華な俳優陣が大掛かりなコンゲームを繰り広げるエンタメ映画です。

本稿では作品のあらすじや見どころを、実際に作品を鑑賞したユーザーの意見を踏まえながら紹介します。

  • 左から東出昌大、長澤まさみ、小日向文世 (C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

    左から東出昌大、長澤まさみ、小日向文世 (C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

『コンフィデンスマンJP』とは

『コンフィデンスマンJP』は、フジテレビ系で2018年4月から6月まで放送されたテレビドラマ。一話完結スタイルの作品で、江口洋介さんや吉瀬美智子さんら大物俳優がゲスト出演することでも話題となりました。

コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子・ボクちゃん・リチャードが、欲にまみれた金の亡者達からさまざまな手段・アイディアを用いて金を騙し取る痛快なストーリーが視聴者の支持を得て、ドラマ放映が終わった後もスペシャルドラマ『運勢編』が放映されたり、劇場版第1作『ロマンス編』が公開されたりしています。『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は劇場版2作品目となります。

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』とは

ダー子、ボクちゃん、リチャードのおなじみトリオが今回ターゲットにロックオンしたのは、大富豪フウ家の遺産争い。その額10兆円とされる遺産を手に入れようと奮闘するストーリーです。そんな莫大な遺産を狙ってコンゲームを仕掛けるのは、もちろんダー子たちだけではありません。世界中の著名な詐欺師たちがゲームに参加するので、一筋縄では行きません。

強引なダー子に文句を言いつつもチームワーク抜群の3人組は、テレビシリーズからの共演ということもあり息がぴったり。コンゲームに参戦する俳優陣も、北大路欣也、柴田恭兵、江口洋介というベテラン勢から、三浦春馬、白濱亜嵐といったイケメン若手俳優、さらに滝藤賢一、生瀬勝久という個性派バイプレーヤーまで登場します。女優陣も竹内結子、広末涼子、濱田マリと華やかなメンバー。物語の鍵を握るプリンセスは、期待の新人・関水渚が演じています。

この豪華な俳優陣だけでも期待が膨らみますが、作品の撮影地にも要注目。同作品の舞台はマレーシア高級リゾートのランカウイ島で、その他にもシンガポールの観光地も巡る演出もあり、まるで旅行している気分にもさせてくれるエンタメ映画です。

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の作品概要

あらすじ

大富豪フウ家の当主レイモンド・フウが亡くなったことから、フウ家の姉弟3人は激しい遺産争いを繰り広げることになります。ところがフウ家執事の発表した相続人は、その存在も知られていなかった隠し子のミシェルでした。ミシェル探しとともに、莫大な遺産を巡って世界中から詐欺師たちがランカウイ島に大集合してしまいます。ダー子たち3人は、一体どうやってお宝を巻き上げるのでしょうか。

  • キャスト紹介:長澤まさみ(ダー子)、東出昌大(ボクちゃん)、小日向文世(リチャード)、小手伸也(五十嵐)、関水渚(コックリ))、ビビアン・スー(ブリジット)、白濱亜嵐(アンドリュー)、古川雄大(クリストファー)、滝藤賢一(ホテルの支配人)、濱田岳(ユージーン)、濱田マリ(ヤマンバ)、デヴィ・スカルノ(元某国大統領夫人)、柴田恭兵(トニー)、北大路欣也(レイモンド・フウ)、竹内結子(スタア)、三浦春馬(ジェシー)、広末涼子(波子)、江口洋介(赤星栄介)他、
  • 監督/田中亮
  • 公開年/2020年

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の感想と評価

豪華な舞台に豪華な俳優陣! 王道エンタメ作品

テレビドラマや前作を観ていなくても、劇中に解説があるのでわかりやすくなっています。観る前に、「Laughter」を聞いておくとさらに、作品の世界観に浸ることができます。基本コメディ映画なのですが、今回の作品は二転三転のストーリーよりも、感動できるシーンが多く登場します。

コンゲームよりプリンセスの成長と親子・兄弟愛

今回の作品は前作に比べて、騙し騙されのコンゲームの面白さよりも、人間ドラマとして笑ったり感動したりできる仕上がりになっています。もちろん、詐欺師たちの丁々発止のやりとりや、用意されたどんでん返しの数々にもしっかりと楽しめます。

難しいことは抜きにして楽しもう

ストーリー中に散りばめられた伏線はうまく回収されていますが、ご都合主義満載な展開が無きにしも非ずというところも。でも、その辺は今時のファンタジー映画だと割り切って、気持ちよく騙されてみれば十分に楽しむことができそうです。

まとめ

エンタメ映画として楽しむ他に、全編アジアの高級リゾートの世界観を味わうこともできるので、海外旅行に行きたくても難しい今、気晴らしに観てもいいかもしれません。前作同様に、エンドロールの後におまけがあるので、最後までしっかりと観ましょう。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。