「人生の墓場」などとも言われる結婚。自由な独身時代に比べ大変なこともあると思うが、「結婚してよかった」と思う、幸せな瞬間もきっとたくさんあるはず。そこで今回は、既婚のマイナビニュース会員311名に「結婚してよかったなあと思う瞬間」を聞いてみた。

Q. 結婚してよかったなあと思う瞬間はありますか?

はい 94.2%
いいえ 5.8%

Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)それはどんな瞬間ですか? 具体的に教えてください。(自由回答)

ごはんを食べているとき

・「おいしい妻の手料理を味わっている瞬間」(51歳男性/鳥取県/セキュリティ/事務・企画・経営関連)
・「家で家族と一緒にごはんを食べているとき」(45歳男性/千葉県/セキュリティ/専門サービス関連)
・「朝ごはんがおいしい」(45歳男性/京都府/紙・パルプ/技能工・運輸・設備関連)
・「温かくておいしい料理が食べられること」(41歳男性/埼玉県/食品/営業関連)

家事をやってもらえる

・「自分ひとりではできない家事をやってもらうことができるから」(62歳女性/群馬県/その他/その他・専業主婦等)
・「食事をつくってもらったり、洗濯や掃除をしてもらったりした瞬間」(55歳男性/千葉県/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)
・「掃除洗濯してもらえること」(54歳男性/栃木県/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)

支えを感じたとき

・「私が重い鬱病の最中、最も理解してくれた」(49歳女性/広島県/その他/その他・専業主婦等)
・「自分ひとりでは解決できないことを一番身近で相談、協力してもらえる」(64歳男性/熊本県/その他/その他・専業主婦等)
・「自分がいろいろな意味で困難な時に助けてもらえたこと」(50歳男性/千葉県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「自分が体調を崩したときに看病をしてくれたとき」(37歳男性/広島県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

家族が増えたとき

・「家族が増えて、2人では得られない楽しみや喜びが増えたとき」(39歳男性/東京都/ソフトウェア・情報処理 営業関連)
・「家族が増えて、毎日、楽しく過ごせる」(58歳男性/千葉県/その他・専業主婦等)
・「子どもができて、子どもと旅行したり、一緒に散歩したりして楽しく過ごせているとき」(59歳女性/茨城県/官公庁/事務・企画・経営関連)

家に帰ったとき

・「家に帰って来たとき、ただいまを言える相手がいる」(40歳男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む)/その他・専業主婦等)
・「家に帰ったら妻が迎えてくれることが何よりうれしいです」(33歳男性/神奈川県/生命保険・損害保険/営業関連)
・「家に帰ると電気が付いていて、迎えてくれるので孤独感はなく癒やされる」(50歳男性/広島県/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)
・「帰ると子どもたちが迎えに来てくれる」(36歳男性/愛媛県/電力・ガス・エネルギー/技能工・運輸・設備関連)

いつも一緒にいられる

・「コロナ禍で、友だちや会いたい人になかなか会えないこのご時世、家族と一緒におうち時間を過ごせることの幸せを感じています。もし独身で1人暮らしだったら、1人でおうちにこもり、さみしい思いをしなければいけなかったのかなぁと思うと、結婚して家族ができて、当たり前にひとつ屋根の下で衣食住を共有できるよろこびを実感します」(36歳女性/三重県/その他/その他・専業主婦等)
・「ずっと一緒にいれるし、いろんな会話ができて楽しい」(33歳男性/石川県/警察・消防・自衛隊/公共サービス関連)
・「周りに気兼ねせず、一緒にいられる、行動できること」(40歳男性/大阪府/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「好きな人がずっとそばにいてくれる幸せ。充足感」(39歳女性/沖縄県/専門店(総合)/販売・サービス関連)

なにげない日常で

・「なにげない日常生活の中の、たわいない話に相槌を打って笑ってくれる相手がいる幸せ」(59歳女性/愛知県/その他/その他・専業主婦等)
・「たわいない会話して、笑ったり、食事したり」(58歳女性/大阪府/その他/その他・専業主婦等)
・「何気ない日常の中でパートナーと共有している時間が大切に思える瞬間が幸せな時だと思います」(61歳男性/東京都/サービス(その他)/その他・専業主婦等)

どんなときでも、ずっと好き

・「嫁が三十数年ずっと好き」(60歳男性/奈良県/その他/その他・専業主婦等)
・「お互いに年をとりましたが、いつまでもかわいい妻の顔を見るとうれしくなります。もちろん性格も好きで結婚したのですが一番は私好みの顔なので」(63歳男性/神奈川県/その他/クリエイティブ関連)

その他

・「ラブラブできているとき」(40歳女性/鹿児島県/公益・特殊・独立行政法人/事務・企画・経営関連)
・「なんとなく抱く独身の不安感が無くなる。経済的に楽になる。住みやすい場所に移住できた」(54歳女性/愛知県/その他/その他・専業主婦等)
・「結婚して伴侶ができることで家族が増えると、家の中に活気が生まれて生きる希望が湧いてきます。社会人としてもワンランク成長できた感じがしてステータスが上昇した気分になれます」(53歳男性/富山県/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「楽しさや、面白さ、笑いを、共有できたとき」(53歳女性/東京都/その他/その他・専業主婦等)

総評

「結婚してよかったなあと思う瞬間はありますか?」と尋ねたところ、「はい」と答えた人が9割を超える結果に。特に多かったのは「ごはんを食べているとき」という回答で、とりわけ男性から「温かいごはんが食べられる」「疲れて帰宅したとき、ごはんが用意されている」「嫁の美味しい料理が食べられる」といった声が寄せられた。

パートナーが一生懸命つくった料理を共に食べられるというのは、幸せやありがたみを感じる瞬間のようだ。つくった側からも「毎日ごはんがおいしいと言ってもらえる時、自分を必要としてくれているのがわかる」「夫にご飯が美味しいと言ってもらえたとき、幸せを感じる」といったコメントが寄せられた。

次に目立っていたのは「配偶者の支えを感じたとき」。つらい時に話しを聞いてくれたり、そばにいてくれるだけでも心の支えを感じるとのこと。「落ち込んでいるとき、妻の一言で救われることが多々あった」という男性からの感謝の声も寄せられた。病気になったときは特に配偶者のありがたみを感じるようで、「嫁がいなかったら、私は今ごろ墓の中だった」なんていう人も。つらい時、大変な時にそばにいて支えてくれるのは、その人を愛している証拠。夫婦の絆や愛がより深まるきっかけにもなるようだ。

この他にも「子どもの成長を感じたとき」や、「テレビを見ながら2人して爆笑しているとき」「苦手な虫を駆除してもらえたとき」などさまざまな回答が寄せられた。結婚生活が長いと見落としがちだが、こうした日常の中に、小さな幸せはたくさん溢れているのかもしれない。

調査時期: 2021年5月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 311名(既婚者限定)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません