きょう3日放送のテレビ朝日系ドラマ『桜の塔』(毎週木曜21:00~)第8話では、優愛(仲里依紗)が上條漣(玉木宏)に離婚届を突きつける。

  • 左から玉木宏、仲里依紗=テレビ朝日提供

『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ 19年)で東京ドラマアウォードグランプリなど数々の賞を総なめにした脚本家・武藤将吾氏によるオリジナル作『桜の塔』は、警視総監を目指して巻き起こる組織内のパワーゲームを描いた警察ドラマ。

先週放送された第7話で、漣が書き溜めていた黒い革の手帖を覗いてしまった優愛。心から愛し、支え続けてきた夫・漣に離婚届を突きつけたことと関係があるのか。波乱の恋愛模様に注目だ。

漣の幼馴染である警視庁捜査一課主任・水樹爽(広末涼子)は、元直属の部下だった刑事・富樫遊馬(岡田健史)と付き合っているが、この恋にも危険信号が。爽を守るため「千堂派」に屈するなど愛を貫いてきた富樫だが、爽の心はやはり漣にあるのではないかと、募らせていた嫉妬心がついに爆発してしまう。

一方、父の敵である副総監・千堂大善(椎名桔平)が、父親代わりだった元警察官・刈谷銀次郎(橋本じゅん)に刺されるという事件が起き、疑いの目を向けられる漣。そんな中、刈谷が残した証拠を掴んだ漣は、この5年間に起こったさまざまな事件を操っていた“真の黒幕”の正体を確信する。

意表を突く新事実は、次期警視総監の選出会議を目前に控えた警視庁の派閥争いにも大きな影響を与える。警視総監・矢上(尾美としのり)と蜜月関係にある「千堂派」の千堂、現在やや劣勢な「改革派」の後見人で内閣情報官の権堂秀夫(吉田鋼太郎)、そして5年前の不正経理発覚で鳴りを潜めていた「東大派」の警備局長・吉永晴樹(光石研)――このうちの1人が、今夜とうとう失脚する。