「直感力」を大事にしていきたい

――今年2月に30歳の誕生日を迎えられた大政さん。30代を迎えた心境は?

自分でも30代の方がしっくりくるというか、落ち着き感がありますし、もっと自由になれた気がします。年齢はあまり関係ないとは思うのですが、どこか楽になりました。私の周りには子育てしながらお仕事もバリバリして「プライベートもこんなに楽しんでるんだ!」っていう年上の友人たちがたくさんいて、すごく刺激をもらっているんです。自分もその年齢になった時に、パワフルに動けるように「体力は付けておかなきゃ」という気持ちになりますね。

――これから30代、40代と年齢を重ねていく上で、メイにとっての「ひとり飲み」のように「これさえあれば!」と心の支えにしているものはありますか?

仲の良い友だちがいれば、色々なことが乗り越えられるような気がします。コロナで会える機会は以前よりは減ってしまいましたが、親友の佐々木希さんとは常に連絡を取り合っていますし、だからこそたまに会えたりするとすごくうれしいです。普段仕事の話はしないのですが、プライベートですごく支えになっていますね。

――大政さんは「日曜日の初耳学」のMCも担当されていますが、林先生のインタビューをスタジオでご覧になっていて、ゲストのお話に刺激を受ける部分もありますか?

沢山あります。成功されている方でも、皆さん過去に一度は辛いことや挫折された経験があり、「だからこそ今の自分がある」とおっしゃる方が多いです。メイも仕事で悩む場面があるのですが、人間には誰しも悩みが付き物。自分自身も20代の頃は悩んでいたことが多々ありましたけど、「悩みがあるというのは生きている証拠なんだな」と思えるようになりました。悩み切ったからこそ30代を明るく過ごせているところもあるので、今となっては悩みがあって良かったなと思います。

――友人や先輩に悩みを相談することも?

もともと私はあまり悩みを周りに相談するタイプではなかったのですが、最近ようやく相談できるようになりました。以前はまだ自分の中で悩んでいることに対して恥ずかしさがあったんです。でも30代を迎えるにあたり、「これも自分だからいいか」って思えるようになってからは、ずいぶん気持ちが軽くなって、周りに頼ることの大切さも知りました。でも、たとえ相談しても最終的に決めるのは自分自身なので、「直感力」を大事にしていきたいですね。

――最後に、改めてドラマの見どころをお願いします!

人間的な感情の振れ幅があるドラマの中心に食があって、「今日はひとりでしっぽり行ってみようかな」って思えるようなポップな作品になっていると思います。お仕事ドラマの側面もあるからこそ、ひとりの時間とのギャップが楽しめるので、一話があっという間に過ぎると思います。ファッションやメイクだったり、食べるシーンだったり魅力がたくさん詰まったドラマなので、ぜひいろいろな部分に注目しながら観ていただけるとうれしいです。