京福電気鉄道はこのほど、帷子ノ辻駅のバリアフリー対応工事が竣工し、嵐電北野線の全10駅でバリアフリー対応が完了したと発表した。

  • ホーム整備が完了した帷子ノ辻駅

  • 車両との段差を解消した

同社は撮影所前駅の新設によるJR嵯峨野線(山陰本線)太秦駅との乗継利便性の向上をはじめ、北野白梅町駅のリニューアルによる京都市バスとの結節機能の強化、各駅のバリアフリー対応など、嵐電北野線の交通ネットワーク強化と、より安心して利用できる駅施設づくりに取り組んできた。

帷子ノ辻駅では2011年、ホーム間移動の段差解消と乗継ぎの円滑化を図るため、構内踏切設備を整備。今回は車両との段差解消を図るためのホームかさ上げ、ホーム高さの変更に伴うスロープ延長、視覚障がい者誘導用ブロック敷設とホーム補修工事を行い、バリアフリー対応とした。今後は嵐山本線でも、バリアフリー非対応駅のバリアフリー化を順次進める予定としている。