俳優の唐沢寿明と女優の真木よう子が共演した日本テレビ系ドラマ『ボイス 110緊急指令室』(19年7月期)が、連続ドラマとして復活することが12日、明らかになった。『ボイスII 110緊急指令室』(毎週土曜22:00~)と題し、7月からスタートする。

  • 唐沢寿明(左)と真木よう子=日本テレビ提供

緊急指令室・ECUを舞台に、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」を使命とするメンバーたちのタイムリミットサスペンスを描く同作。唐沢は、勘と行動力で突き進む情熱的な敏腕刑事で、猟奇殺人犯に妻を殺され犯人への復讐に燃えた男・樋口彰吾。真木は、特殊能力を生かし、事件の鍵を「声」「音」でひも解く緊急指令室の室長でボイスプロファイラー(声紋分析官)の橘ひかりを演じる。

今作では、この2人に対峙(たいじ)する、単なる悪役ではない“ダークヒーロー”が登場。若者が社会に持つ鬱屈や、やり場のない怒りを代弁するかのような、その苦悩、鬱憤を爆発させるかのような、魅力的な悪の権化だという。

唐沢、真木、尾上貴洋プロデューサー のコメントは、以下の通り。

■唐沢寿明
今、なかなか「II」をやる連続ドラマは少ないと聞きました。自分自身も連続ドラマで続編をやるのは今回が初めてです。それだけ前作の反響が大きかったということで嬉しいです。
真木さんと再び共演ですが、「II」をやるならやはり同じメンバーがいいと思っていました。メンバーそれぞれに今回、新たな展開がありそうなので期待して欲しいです。『ボイス』の魅力のひとつは、“恐怖”ですが、ただ単純に怖いということだけではなく、犯罪者側にも何か背負っているものがあって、そういったところがしっかりと描かれているヒューマンドラマになっていると思います。(演じる)樋口彰吾自身も、2年経って色々な環境の変化がありましたが、再び港東署に戻って、新たな事件に立ち向かっていきます。自分自身も今後の展開を楽しみにしています。
ご期待ください!

■真木よう子
(『ボイスII』の話を聞いて)橘ひかりは絶対聴感能力という特殊でとても難しくやりがいのある役で、またハードな撮影になるかと思うので、気合を入れて頑張りたいと思いました。(共演の)唐沢さんはとても頼りがいのある方で前回も演者、スタッフ全員の兄貴的存在でした。今回も唐沢さんに全力で甘えていきたいと思います(笑)前作「ボイス」は最後「復讐」では終わっていません。「何があっても生きて、前進していく」という大きなメッセージがあったと思います。コロナ渦で我慢の日が続いていますが、またみなさんに時間を忘れるようなタイムリミットサスペンスをお届けできるように頑張りたいと思います。

■尾上貴洋プロデューサー
「復活」は、ちょうど2年後にやってきました。
再びあの「アブなく、切なく、目が離せない夏」が始まります。
今回は、さらにパワーアップした“ある特徴”を持つ、最凶最悪の殺人犯が、容赦なく主人公たちに襲い掛かります。
その正体は誰か…?どんな人物なのか…?裏切者は…?
いくつもの謎を載せて疾走する、夏にふさわしい爽快なエンターテインメントドラマになっています。
また、スピード感あふれる映像の中にもいろいろな方々が楽しめる「仕掛け」を施していこうと考えています。
主演の唐沢さんとも話しましたが、すでに走り出す準備は万端な様子でした。
スタッフも「前作を超えるものを作ろう!」と、全員意気込んでいるところです。
今夏までのタイムリミットは、あとわずか。
是非、今から期待していただければと思います。