お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、9日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、緊急事態宣言の延長やコロナ禍での東京五輪開催について語った。

松本人志

緊急事態宣言の延長について意見を求められた松本は、「予想通りですけどね。『専門家の意見を』とか『専門家会議』とか、ずっとやってますけど、1年以上やってきて今となっては専門家は国民じゃないかなと思うんですよ」とコメント。「国民の人たちからもっと意見を聞いた方がよっぽどためになるんじゃないのかな。学校行けてない学生さんとか、子育てしてるお母さんとか、満員電車に今でも乗っているサラリーマンの人とか。もちろん、飲食の人たちもそう。そんな人たちの話を、なぜ聞かないのだろうか。これが本当に不思議でしょうがないです」と疑問を投げかけた。

さらに、「オリンピックがあることで、みんなモヤモヤしてるんですよ。『どうすんねん』というのが」とも分析し、「俺、バッハに電話してもええって! 『しもしも~? バッハ?』って。『ちょっと延期の感じかな~』って言うたったらええのよ。別に日本が悪いわけじゃないよね? コロナが悪いんだよね? 日本人、何も悪いことしてないよね? 賠償金なんか一切払わないよ。ごめんねごめんね~!」と電話を切る仕草で笑いを誘った。

そして、「8割ぐらいの人が『どうなんだ?』ってなってるんよね?」と多くの人が開催に疑問を持っていることに触れ、「それを分かっている政府の人、偉い人たち、菅首相含め、そこに対して何らかの説明がないと」とも指摘。

「オリンピックをやってみたら意外と盛り上がったり、意外とコロナが蔓延しなかったということになるかもしれないけど、別にわれわれはそういうことを言っているんじゃなくて。こんだけ国民が不安がっているんだから、ちゃんと理由を説明してくださいよ。オリンピック成功したって、この不安や気味の悪さはとれないよ」と切実に訴えていた。