女優の寺島しのぶが、2日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、アジア勢の映画の躍進についてコメントした。

寺島しのぶ

第93回アカデミー賞では、中国出身のクロエ・ジャオ氏が『ノマドランド』で監督賞を受賞。韓国のユン・ヨジョンが『ミナリ』で助演女優賞を受賞した。また、ポン・ジュノ監督作の『パラサイト』は第72回カンヌ国際映画祭のパルム・ドール、第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)に輝くなど、アジア勢の作品や俳優・制作陣にも注目が集まっている。

寺島は「韓国や中国にものすごい差をつけられているような気がする」と日本との差を実感しているようだが、「そんなに大差はないはずだと思っています」とも指摘。「だけど、なんでここまでそういうふうに差が出ちゃうんだろうと思うと」と続け、「やっぱりお金のことだったり、アートに関しての国の理解力とか」と分析した。

「エンターテインメントの部分の日本の助成制度みたいなものを何とかしてほしいなとずっと言い続けてきた」という寺島。司会の東野幸治が海外映画祭での寺島の受賞に期待を寄せると、「がんばります」と深く頷いていた。