高橋が演じる瀬戸輝は、学園近くのラーメン瀬戸屋の息子で、両親を亡くし1人で店を切り盛りする姉と一緒に暮らしており、放課後に店の手伝いをするなど姉想いな高校生。将来への夢や希望がなく、なんとなく店を継ぐのだろうと思っているという役どころだ。

高橋は「姉想いな反面、自分の人生が決まっていることに対して何か思うところがあるのかなと。強く見せているけど、そんなに強くない人なのかなと思っています」と解釈。「今まで演じた役の中で一番男らしくて武骨な面があるので、そこはずっと意識しています。僕は普段マイルドな感じなので、声を低くしてみたり、話し方を変えたり」と自身にとって挑戦の役のようで、「ラーメン屋の役なので、毎日ラーメン食べています! 毎日は嘘ですけど(笑)、2日に1回くらい」と、ラーメンも食べて役作りをしている。

撮影は3月にクランクイン。「スタッフさんの人数も多く、ダイナミックなシーンがたくさんあるので、毎カット緊張します。でも、すごくいい緊張感で、ずっと背筋がピーンと伸びきっている状態ですが、これから徐々に肩の力がほぐれるといいなと思っています」と、いい緊張感で撮影に臨んでいる。

そして、「キャストのみなさんはテレビで見ていた方たちばかりで、豪華すぎて緊張します」と共演者にも圧倒されている様子。「僕はとにかく吸収する段階。阿部さん、長澤さんをはじめ、いろいろなキャストの方の演技を見て日々勉強しています。終わったときに何か一つでも自分で得られるものがあればうれしい」と自身の成長に期待し、「すごく刺激的ですね。日々勉強です!」と目を輝かせた。

また、「同年代の方が多いですが、しっかりと役者としてキャリアを積んでいる方もたくさんいて、見ていてすごいなと思うところがたくさんあり、毎日勉強させてもらいながらしがみついています」と、同年代のキャストからも多くの学びがあるようだ。