アイドルグループ・King & Princeの高橋海人が、TBS系日曜劇場『ドラゴン桜』(4月25日スタート、毎週日曜21:00~)に、東大合格を目指す“東大専科”の生徒・瀬戸輝役として出演する。2005年に放送され社会的ブームを巻き起こした『ドラゴン桜』の続編で、放送前から注目を集めている本作。子供の頃に前作を見ていたという高橋は、出演決定に大喜び。そして、本作をきっかけに俳優として飛躍したいという期待を抱きつつ、日々撮影に臨んでいる。

  • 『ドラゴン桜』瀬戸輝役の高橋海人(左)と桜木建二役の阿部寛

本作は、前作『ドラゴン桜』の15年後を描く続編で、週刊漫画誌『モーニング』(講談社)にて連載していた三田紀房氏による『ドラゴン桜2』が原作。前作で倒産寸前・低偏差値の龍山高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部寛)が、偏差値32で経営破綻寸前の龍海学園の再建を目指し、元教え子で一緒に働く弁護士の水野直美(長澤まさみ)とともに、生徒たちを東大に合格させるために奮闘する姿を描く。

東大合格を目指す“東大専科”の生徒・瀬戸輝を演じる高橋は、TBSの連続ドラマへの出演は今回が初めて。日曜劇場、そして『ドラゴン桜』出演は特別な喜びがあるという。「日曜劇場はたくさんの方に愛されていて、幅広い年代の方に愛される作品がたくさんあるという印象。そんな日曜劇場に出演させていただけると聞いたときは、飛び跳ねて喜びました。また、『ドラゴン桜』は小さい頃に親と見ていたので、うれしすぎて親に衝動的に電話してしまいました。『決まったよ!』って」。

喜びの報告をした後、「プレッシャーと責任感が湧いてきて、不安になりその相談の電話も2、3回しました」と再び両親に電話。「『絶対大丈夫だよ。この作品をちゃんと頑張ったら人間的にも成長できるんじゃない? たくさんの人に見てもらえるといいね』と鼓舞してくれました」と両親の励ましもあり、「責任感を持って現場に臨もうと決めました」と覚悟を固めた。

前作では“東大専科”の生徒役として山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣、中尾明慶、紗栄子といった面々が出演し、その後、役者として大きく飛躍。今回は、1000人以上のオーディションを勝ち抜いた高橋、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太が生徒役の座をつかんだ。

当然高橋も、本作出演をきっかけに俳優として大きく羽ばたきたいという思いを抱いている。「長澤さんもそうですし、前作に出演された方は国民的な俳優さんたちがたくさんいらっしゃるので、すごい夢を持って臨ませていただいています」と少し照れながら打ち明け、「この現場を終えてこの先もいろいろなことができたらいいなと。ドラマも映画も。とにかく演技がしたいと思っているので、たくさんの役を演じさせてもらって、この人はオールラウンドでいろいろな役ができるんだなと思ってもらえるようになりたいです」と期待する。

「とにかく演技がしたい」。演技への情熱を燃やす高橋は、そのやりがいを「あんなに短い時間で心が動くことはなかなかない。僕も家でよく映画などを見ますが、同じものはなく、全部違うパンチを受ける。見ていてすごく楽しいので、演じる側がどういう影響を与えたいとかいろいろ考えてやるのはもっと楽しいだろうなと。そういうところに魅力を感じています。この先、自分にしかできないような役ができたらいいなと思います」と語った。