FiNC Technologiesは4月21日、「生理」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は3月、同社運営のヘルスケアプラットフォームアプリ「FiNC」を利用する20代~60代以上の女性1,003名を対象に、FiNC総研によるインターネット調査にて行われた。
はじめに、普段使用している生理用品を教えてもらったところ、「ナプキン」が98.2%、「タンポン」が25.8%という結果に。また、在宅時間が増えたことで、「生理用吸水ショーツ」や「布ナプキン」、「月経カップ」に興味を持った人も見受けられた。
生理関連の悩みについては、やはり「生理痛」(57.3%)が最も多いものの、生理日前に現れる諸症状「PMS」(46.6%)により、不調や悩みを抱えている女性も多いことが明らかに。以下、「食欲の増減」(41.4%)、「経血のにおい」(35.1%)、「肌荒れ」(34.0%)と続いた。
次に、就業経験のある女性に対し、「生理痛など生理関連の体調が原因で、仕事を休んだ経験はありますか?」と尋ねたところ、「生理休暇を利用した」という人はわずか7%。また、「制度があるものの使いづらいので、通常の休暇を取得した」が12%と、多くの企業が生理休暇制度を導入しているものの、取得率、活用に課題感が感じられる結果となった。
近年は多様性の観点などから「生理休暇」という言葉を使用せずに、性別を問わず利用できる健康管理のための休暇を導入している企業もあり、企業間格差も浮き彫りに。
また、コロナ禍で生理との向き合い方に変化があったか尋ねたところ、「あった」という人は5%と少数派だったが、在宅ワークになり、通勤時間や移動が減ったことで、生理関連の悩みが軽減されたという声が目立った。
最後に、月経周期を記録しているか尋ねたところ、94%が「している」と回答。そのうち、アプリなど「デジタル」ツールを活用している人が81%と圧倒的に多く、「アナログ」派は13%だった。