ZaPASS JAPANは3月19日、「女性のキャリア」に関する調査結果を発表した。調査は3月4~6日、日本企業に勤めている女性正社員326人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「今後のキャリアに不安がありますか?」と聞くと、「とてもある」(33.1%)、「ややある」(49.7%)、「あまりない」(10.7%)、「まったくない」(6.4%)となった。

  • 今後のキャリアに不安がありますか?

そして、「どんな不安を感じているか」と尋ねると、「ライフステージが変わったときの働き方(結婚・出産・介護など)」(54.1%)、「フルタイムで働き続けられるか」(49.6%)、「将来も今の仕事があるかどうか」(39.6%)、「働くのに十分な体力が保てるか」(38.1%)、「出世できるかどうか」(24.8%)、「その他」(1.9%)だった。

  • どんな不安を感じているか

また、「働く上で、女性であることが不利だと感じたことはありますか」と聞いたところ、「ある」(67.2%)、「ない」(32.8%)という結果に。

  • 働く上で、女性であることが不利だと感じたことはありますか

なお具体的な内容として、ライフステージ関連では「転職時の面接で結婚の可能性を聞かれる。在職中の個人面談でも、結婚の可能性や出産について探りを入れられ、ないと言い切らなければ仕事を続けさせてもらえない」「結婚した同僚が、今後妊娠して産休を取るリスクがあるからと部署を異動させられた」という声が。

さらに職場復帰関連では、「産休育休に入る人は出世できない」「妊娠・出産などで、責任のある仕事を任せてもらえていないとき」「子供がいて時短勤務と言うだけで評価が下がるから」などが、女性ならではの体調関連として、「生理や婦人科系の疾患で休みづらい」「生理痛でも普段通りに仕事をこなしたい。ホルモンバランスの関係で精神状態にむらがあるが平常心を保ちたい時など」「生理休暇を男の上司に言い出せない時」というコメントがあった。