ダンス&ボーカルグループ・EXILE/GENERATIONS/PKCZの白濱亜嵐が主演するテレビ朝日系新ドラマ『泣くな研修医』(24日スタート 毎週土曜23:00~)の制作発表記者会見が17日に開催され、主演の白濱をはじめ、女優の木南晴夏、恒松祐里、俳優の野村周平、柄本時生が出席した。

  • 左から恒松祐里、野村周平、白濱亜嵐、木南晴夏、柄本時生=テレビ朝日提供

同作は、白濱演じる雨野隆治ら研修医たちが医療現場の厳しい現実に直面し、時に涙を流しながら成長していく物語。会見ではそのテーマにちなみ、当時の写真と共に「新人時代の泣きたくなったエピソード」が披露された。白濱がデビュー時の写真を発表すると、木南が「老けてる」とツッコみ、演歌歌手のようなギラギラ衣装とオールバック気味の髪型に一同は爆笑。

しかし、その写真がEXILEの新メンバーを決めるオーディションに合格した直後のものだと判明し、白濱から「合格した瞬間は、泣いていましたね」と明かされると、全員が聞き入ることに。

一方、野村は「16歳のデビュー当初、泣くシーンで泣けなくて、泣きたくなりましたね。カットがかかった後に悲しくて涙が出たりするんですよ」と語ると、木南も「『泣けないんですー!』って監督に泣きついたことがあります(笑)」と振り返り、役者ならではの悩みに全員が共感した。

さらに会見では、白濱の母親から手紙が届くというサプライズが。何も知らなかった白濱だが「素敵な内容だなと思ったんですけど、脳内で母が話す声に変換されて、それが面白くて……」と、涙ではなく笑いを堪える展開に。

それでも「亜嵐が夢を叶えて本当に良かった。自慢の息子を持ってママが一番幸せです」と愛のあふれるメッセージに、キャスト陣は「素敵!」と感動。白濱は「すみません、うちのメアリー(母)が」と笑顔を見せた。

この会見の模様は、23日21時からABEMA、ABEMAドラマ公式YouTube、TELASA、テレビ朝日LINE公式アカウントで配信される。

キャスト陣が語った「新人時代の泣きたくなったエピソード」は以下の通り。

■白濱亜嵐
高校1年生で愛媛から上京した頃、東京の駅が難しくて、乗り換えがわからず新宿駅から出られなくなったことがあるんです。その時は、電車にまともに乗れない自分に泣きたくなりました。さすがに今は乗れるんですけど、新宿駅と渋谷駅の構造はイマイチ理解できていないですね。あと、EXILEとしてのデビューとなる、2014年のEXILEの新メンバーを決めるオーディションに合格した瞬間は、泣いていましたね。

■木南晴夏
6歳で事務所に入ったのですが、私は大阪出身で、デビューしたばかりの時は大阪と東京を新幹線で通っていたんです。ある時、新幹線の終電で大阪に帰る際に寝てしまって、新大阪も新神戸も通り越して、岡山まで行ってしまって。16歳なので1人でホテルに泊まることもできず、ほんとにどうすればいいのかわからなくて、泣きたくなりましたね。お母さんに電話して、真冬の真っ暗なホームでガタガタ震えながら、お母さんが車で迎えに来るのをずっと待っていました。

■野村周平
尖りまくりだったデビュー当初、16歳くらいのときですかね。泣くシーンで泣けなくて、泣きたくなるという……。みんなも同じような経験があると思うんですけど、カットがかかった後に悲しくて涙が出たりするんですよ。まぁ、今もちゃんと泣けるとは言えないんですけど……。監督に「泣けない」と泣きついて、「その感情でいいんだよ」って言われるけど、その感情がどこかに行っちゃうんですよ! でも、亜嵐くんはこの間、泣くシーンで全部泣いてました!

■柄本時生
デビューしたのが 14歳で、八王子で撮影だったんです。でも僕、“高尾山口駅”が終点だと知らなくてその先に“八王子駅”があると思っていたら、高尾山口に着いちゃってそこから電車がないとわかったとき、立ちすくんで泣きそうになりました。それが初めての現場の初日で、結局3~4時間も遅刻したんです。石原さとみさんと2人だけの作品だったんですが、もう焦ってどんな状態だったかも覚えていないですね。

■恒松祐里
私は7歳くらいでデビューしたのですが、その後、中学くらいまで、オーディションを受けても全然受からなかったんです。台本をその日にもらって、その場でセリフを覚えて……。受かればその日のうちに2次、3次、って進んでいくのですが、いつも3次くらいまで行っては落ちてしまって、悔しくて泣きたくなっていました。でも、だんだん受からない局や作品の傾向を見つけられるようになってきて、そこに合うようなお芝居をできるようになり、合格できるようになってきました。