女優の木南晴夏、恒松祐里、俳優の野村周平、柄本時生が、ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐が主演するテレビ朝日系新ドラマ『泣くな研修医』(4月スタート 毎週土曜 23:00~23:30)に出演することが17日、分かった。

  • 左から柄本時生、野村周平、木南晴夏、恒松祐里=テレビ朝日提供

白濱が自身初となる医師役、研修医・雨野隆治を演じる同作。地方の大学医学部を卒業して上京し、都内総合病院の外科で研修することになった研修医の雨野を待っていたのは、先輩医師や上司からただ怒られるばかりの毎日。まだ知識も経験もない雨野が、現実に打ちのめされながらも、同僚の研修医たちと成長していく姿を描く。

雨野を指導する先輩の消化器外科医を演じる木南は、外科医役初挑戦。クールで腕も良い外科医として、ストレートな物言いで、雨野をバサバサと斬りながら指導する。木南は「医療ドラマが大好きなのですが、私自身はこれまで患者か看護師役しか経験がなかったんです。今回が初めてのお医者さん役で、しかも一番やってみたかった外科医だったので、すごく嬉しいです」と喜びをあらわにし、“10年目のデキる外科医”という役どころに「今、医療指導で所作を教えていただいているのですが、難しくて……。できれば一回研修医の役を挟みたかったです(笑)」と本音も。

雨野が唯一肩の力を抜いて話せるのは、研修医の同期たち。ライバルとしてぶつかりながらも、共に切磋琢磨していく仲間となる。野村演じる、総合病院の跡取りでお坊ちゃん育ちの川村蒼は、将来が決められているため夢も特になく、女の子との合コン三昧。だがその裏にはある葛藤を抱いている。

柄本が演じるのは、研修医の中で唯一サラリーマンを経験している年長者の滝谷すばる3年間社会人を経験した後に医師となった異色の経歴の持ち主で、“人がいい、素直すぎるバカ”というキャラクターだ。恒松は、優等生キャラのクールな研修医、中園くるみを演じる。勝気でクール、目指すは花形の外科医だが、だんだんと雨野が気になり始めるという役どころ。

白濱とは高校生の頃から知り合いだった野村。「ガッツリ共演するのは初めてなので、今から楽しみです。色々勉強させていただきます……特にダンスを(笑)」と演技を超えた期待もしている様子。恒松は「白濱さんとは本読みの時にお会いしたんですけど、既に隆治としてのお芝居が素敵で。くるみがツッコミたくなる役柄だと思うので、これから存分にボケていただいて、存分に突っ込んでいければ!(笑)」と気合十分。

一方で共演経験のある恒松について野村が「恒松ちゃんとはこれまで先輩・後輩として共演することが多かったんですが、今回はついに同期としての共演になったので、彼女がまたレベル上げてきたんですよ……若手のエースなので、恐れ多いです」と話すと、恒松も「今回は同い年の役なので、野村さんへの先輩フィルターを取っ払って、同期フィルターにチェンジしなくちゃいけない」と語った。

出演者のコメントは以下の通り。

■木南晴夏

佐藤先生はクールでぶれない、当たりの強い人ですけど、決して性格が悪いわけではなく、間違ったことは言わない、いつも正しいことを言っている女性。きっと患者さんに対する気持ちや配慮もある熱い人だと思うので、そういう点を芯に持って演じられればいいなと思います。

亜嵐くんをはじめ、4人の研修医たちの群像劇ですが、実は私、群像劇もすごく好きなので羨ましいなって思っています。きっと現場でも、「若者っていいな……」っていう目線でいると思います(笑)。いつか大人の群像劇もいつかやって欲しいです。 

医療ものではあるんですけど、群像劇でもあり、研修医たちの成長物語が描かれる群像劇でもあるので、励まされたり、自分に置き換えて懐かしんだり、元気をもらえる部分がとても多いと思います。皆さんもぜひこの作品を見て、明るい気持ちになっていただけたらなと思います!

■野村周平

最初に脚本と研修医に関しての資料を読んだ時、研修医ってこんなに大変なのかと驚かされました。自分はリアルな医療現場のことは詳しくは知らないのですが、今作ではネガティブなところも含めてリアルに描いているんだな、と感じています。今作で新しい研修医ドラマの形を見出せることを期待しています。ただ心配なのが医療用語。今回は演じるのが研修医なので大丈夫かな、とは思っているのですが、台本に難しい医療用語が出てこないことを願っています(笑)。

僕が演じる川村は、実家が金持ちのボンボンで、親に敷かれたレールを走ってきているという子なので、世間知らずな部分もあると思うし、それ故に何かしらの葛藤を抱えていると思います。でも世間知らずだけど、礼儀は正しい……人のことは大切にしている子だと思うので、そういった部分を出していければと思っています。

やるからには、このドラマを通して見てくださる方々の「医者」という職業観がいい意味で変わるような、深いドラマになればいいなと思いますし、また、研修医の時期はものすごく大変で皆さん相当な努力の上で一人前のお医者様になられているんだということも伝えていければと思っています!

■柄本時生

最初に脚本を読ませていただいた時、助かるとか、助けられるとか、きれいごとだけではなく、どうにもならないような事柄も含めて医療という現場の難しい塩梅をとてもちゃんと描かれていているなと思い、これまでの医療ものとは違う感じがしましたし、さらに研修医を描くというとことで、どうなっていくのか楽しみですね。 僕が演じるのは、少し要領が悪いけど、他の研修医よりも一番年上で、社会人も先にやっていたというちょっとしたプライド持っている役なのですが、僕は役のことを深く考えちゃうとわけがわからなくなっちゃうので(笑)、現場の空気を大切にして演じていけたらなと思っています。

主演の白濱さんとは初共演なのですが、本読みの時に野村周平くんと僕がしゃべっているところにわざわざ来てくれて、しゃべってくれたんですよ! すごい心の優しい人だなと思いました。実はオープニングで僕たち踊るんですけど、僕、本当にダンスがダメで……。本当に助けていただきたいと思っています。踊れないことが恥ずかしいとかではなく、現場行った時に振り付けが覚えられなくて迷惑かけるのだけは嫌なので! それだけ付き合っていただけたら……。あとは、共演者みんなで現場で仲良くできたらいいなと思っています。今作では知っている方も何人かいらっしゃるので、きっと楽しくできると思います!

『泣くな研修医』は研修医たちが奮闘して成長していく物語なので、医療現場で少しずつ大人になっていく、人間模様を見ていただけたらなと思っています。よろしくお願いします!

■恒松祐里

医療もの作品に本格的に出演するのが初めてなのですが、脚本を初めて読んだ時、研修医役ということもあり、医者として初めの一歩を踏んだところなので、だからこそ役と一緒に医療ドラマの経験がない私でも入りやすく、勉強しながら学んでいける脚本だなと感じました。

私が演じるくるみは本当に負けん気が強くて、同期とか仲間とか関係なく、「私は私」と自分を持っている子。強くて器用な、いわゆるデキる研修医だと思います。だからこそ、隆治の不器用さに呆れるんですが、次第にその一生懸命さに心打たれたり、同期たちとの関係を深めていく中で、だんだん自分の弱さも見せられるようになっていって……。回を重ねるにつれ、人間としても成長していけたらいいですね。

『泣くな研修医』はすごく真剣なところと、面白いところがちょうどいいバランスで作られているドラマだと思うので、すごく見やすいドラマだと思います。特に研修医室でのシーンは面白いことが起こることが多いので、土曜の夜に少しでも笑いを届けられたらいいなと思っています。ドSのくるみもお楽しみに!