お笑いコンビ・ずんのやすと飯尾和樹が、あす16日放送のテレビ朝日系「明治ドラマスペシャル『ずんずん!』」(23:15~ ※一部地域除く)に出演する。

  • 『ずんずん!』場面写真=テレビ朝日提供

同作は、直木賞作家・山本一力氏が現代を舞台に執筆した同名小説を、初映像化するもの。ひとりの牛乳配達員が起こしたささやかな“奇跡”を感動的に描き出す。

小堺が演じる60歳を超えた牛乳配達員・田代龍平は、ある朝、宅配中に同年代の女性・湯川かおる宅の“小さな異変”に気づく。「もしかして倒れているのでは……」と彼女の身を案じた田代は、店長や同僚たち、町内会をも巻き込んで、救出を試みる。

小堺と同じ事務所の後輩であり、タイトルとも縁を感じさせるずん。田代と同じ店のベテラン配達員・富岡大作役で登場するやすは、「事務所の先輩で、大好きで尊敬している小堺さんとドラマの現場でご一緒できるなんてありがたい!」と今回の出演を喜びながらも「なるべくご迷惑はかけまいと思っておりましたが、一度アドリブでセリフを足しすぎたときに小堺さんの顔を一瞬曇らせてしまい、撮影のあとにそのことをふと思い出す度に身が引き締まっておる次第です」と明かす。

撮影については「小堺さんが終始、現場を楽しい空気にしてくださって、おかげで撮影しているのか、おしゃべりしているのかわからなくなるくらい自然とできました。小堺さんの演技に対する姿勢から、このドラマに対する思いが伝わりました」と、小堺との共演を振り返った。

一方、相方の飯尾は、同じ事務所の芸人・ウド鈴木とともにワンシーンのみの出演。牛乳配達店に来た助っ人を演じる。『ずんずん!』というタイトルには「正直、『ついに自分たちにも主演のドラマが来るようになったか!』とぬか喜びしました」と笑いを誘いつつ、「撮影前、ウドくんといろいろ話しましたが、『いざとなったら、小堺さんが何とかしてくれるよ』と、いつも通り小堺さんに甘えていく方針で決まりました」と小堺への絶大な信頼を語った。