テレビ朝日系ドラマ『桜の塔』(15日スタート、毎週木曜21:00~)の制作発表会見が5日、東京・六本木の同局で行われ、主演の玉木宏、広末涼子、岡田健史、仲里依紗、光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平が出席。それぞれが野望を告白した。

  • 前列左から椎名桔平、玉木宏、広末涼子、後列左から光石研、仲里依紗、岡田健史、吉田鋼太郎=テレビ朝日提供

『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(19年、日本テレビ)で東京ドラマアウォードグランプリなど数々の賞を総なめにした脚本家・武藤将吾氏脚本のオリジナル作。刑事ドラマだが、王道の犯人VS警察ではなく、警視総監を目指して巻き起こる組織内のパワーゲームに焦点を当てた人間ドラマを描く。

会見では、主人公・上條漣が野望の階段を駆け上がる物語にちなみ、キャストが抱く野望をそれぞれ発表。「小屋作り」と掲げた玉木は「家を手作りするのが夢。田舎暮らしをして、犬を飼って、自分で作った家に住んでみたい」と目を輝かせる。

「パイオニアになる」と宣言した広末。ファッション誌の撮影時、カメラマンに「この人はレジェンドですから」と自身を紹介される場面があり「レジェンドって伝説。それじゃもう終わった人みたいになっちゃうって考えたときに、パイオニアにはなりたいなって」と夢が生まれたエピソードを回顧し、「仲さんもですけど、結婚しても子どもが生まれても活躍していけるんだっていう先駆者のような道を作っていけたらなと思っています」と語った。

続いて、岡田の「自炊」という微笑ましい回答には一同から笑いが。玉木も「野望……?(笑)」と笑顔で首をかしげる。岡田は「上京したてのときは頑張ってたんですけど、ここ1~2年は仕事が忙しくてサボっていたので今年はちゃんと料理しようと思っています」と説明。揚げ物に挑戦したいという目標に、仲は「揚げ物は、熱いですよね」としみじみ。「朝から揚げ物をする」という広末は、「現場に行く前には、必ずお風呂に入って料理の匂いをキレイにしています」と家事との両立を明かした。

光石は「肉体的にも精神的にも、色んなものを落とさずキープしていきたい」という思いを込め「現状維持」。椎名は「姿勢を正し、夜明けとともに起き、日暮れとともに休む」と長文で発表し、光石と視線を合わせて「まずは健康ですよね」と頷き合う。続く吉田も健康を意識し、さらに3年ほど前に始めた乗馬が「楽しくて仕方ない時期」ということから「エンデュランス」という馬術競技に出てみたいという展望を。

最後に仲が挙げたのは「ソファーで寝落ちしない」という野望。「完璧にしてから寝るっていうことがほぼできていないので……」と多忙な日々を語った。

会見の様子は12日(21:00~)に、テレビ朝日公式LINE、YouTubeテレビ朝日チャンネル、TELASA、ABEMAで配信される。