俳優の岡田健史が、玉木宏主演のテレビ朝日系ドラマ『桜の塔』(4月スタート、毎週木曜21:00~)に出演することが10日、明らかになった。

岡田健史=テレビ朝日提供

『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(19年、日本テレビ)で東京ドラマアウォードグランプリなど数々の賞を総なめにした脚本家・武藤将吾氏脚本のオリジナル作。刑事ドラマだが、王道の犯人VS警察ではなく、警視総監を目指して巻き起こる組織内のパワーゲームに焦点を当てた人間ドラマを描く。

ドラマ『中学聖日記』(18年、TBS)で俳優デビューを飾り、『MIU404』(20年、同)や現在放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演するなど、快進撃が続く岡田。今回は、キャリア組でありながら自ら志願して捜査一課刑事となった富樫遊馬を演じる。上司の水樹爽(広末涼子)に恋心を抱く一方、熱意と有能ぶりを主人公・上條漣(玉木)に認められ、組織内の権力闘争に巻き込まれていく。

刑事役が3回目という岡田は「『昨年出演させていただいた“MIU404”での刑事役を僕自身も世間も引きずってしまうんだろうなぁ……。そういう状況に対し、僕はどうすればいいのかなぁ』と思い、今回は『どう差別化して演じるか』が課題だと感じました」と吐露。組織内の権力争いという作品のテーマについては「国民を守る警察といえども、組織の中にいるのは“人間”ですし、いろんな人間ドラマが起こるのは当然のことだと思います。僕も登場人物の一人として、そういったリアルな部分を描いていけたら」と語った。

また、錚々たる共演者に「僕自身の思わぬ引き出しを開けてくださるんじゃないかと楽しみにしています」と期待しつつ、「爪痕を残そうと力むと、空回りしてしまうタイプなので(笑)、とにかく自分のキャラをどう確立するかを考え、果たすべき責任をまっとうする――それが今の僕にできることだと考えています」と意気込む。

そして「最終話まで、全力を尽くします! その結果をぜひご覧ください。どんな評価も受け入れる覚悟です」と呼びかけた。