俳優の青木崇高が、あす30日に放送されるカンテレ・フジテレビ系スペシャルドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル』(21:30~)に出演する。

  • 坂口健太郎(左)と青木崇高=カンテレ提供

青木が演じるのは、元警察官で建設会社社長の石川匠。警察官時代に警察上層部と関わるなど重要な過去を持つ男で、現在は、警察の権力をバックに好き勝手に生きており、健人(坂口健太郎)と対峙(たいじ)する悪の存在だ。正義感あふれる健人と、欲にまみれながらも狡猾(こうかつ)な石川が繰り広げる対決が、今作の見どころの1つとなっている。

青木のコメントは、以下のとおり。

――連続ドラマから続く『シグナル』に今作からの参加です。石川を演じてみていかがですか?

途中参戦して引っかき回す役割は、自分としては結構好きで、健人の正義に立ちはだかる存在ですけど、実は「個人と組織」という見方もあったりして、単純な「正義と悪」という対立軸ではないんです。また、石川は、組織の中では社長ですので、金と権力があり、そして魅力まで兼ね備えていないとダメだと思いました。知識や体験談が豊富で、聞き上手、話上手な人かもしれない。一緒にお酒を飲んだら楽しいだろうな、と思わせるような妙な魅力を感じるキャラクターに映ったら面白いですね。

――坂口健太郎さんとの共演について

連ドラをやられていたスタッフさんやキャスト同士の結束感を感じましたし、自分の正義とどのように向き合っていたかというのを感じました。孤独だけど、その中に熱いほとばしるものがあるという、そういうたたずまいを感じました。

――見どころをお願いします。

ストーリーの緻密さ、複雑さがこのドラマの魅力だと思います。ひとつの悪をクリアしたと思えば、その根っこにさらに深い鉱脈みたいな悪があって、ゾクッとする怖さですね…。あくまでドラマだけの世界であってほしいと思います。そういう怖さも楽しんでもらえれば。