「獺祭」などの酒造メーカーである旭酒造は、昨今のコロナ禍での就職難を踏まえ2021年6月入社の新卒採用活動を行うことを発表した。製造部(蔵人)10名程度の募集を予定している。

旭酒造は、コロナ禍により通常とは異なる就職活動内容や採用環境に起因して、就職できない学生がいることや、就職浪人などの増加は長期的に社会の活力を削ぐとの考えから、6月入社採用に踏み切った。また、2020年度前年比129%と輸出が好調であることから、人員拡充でさらなる品質追求への思いもあるという。

対象となる学生は、2021年3月時点で内定の無い2021年卒予定および2020年卒の学生(院卒含む)。採用職種は製造部(蔵人)のみで、営業部等の他部署の募集は行わないとのこと。10名程度の採用を予定しているという。

選考過程は通常に募集した学生と同じ過程を通して行い、書類選考、旭酒造本社蔵にてインターン製造実習(5日間程度)、インターンシップ中に面談および役員面接、レポート課題の提出(A4用紙1枚程度)の流れで実施。採用された学生は2021年6月1日入社を予定している。

また、待遇については2021年4月1日入社と同様のものになるとのこと。