また花粉症の季節がやってきた。今年は新型コロナウイルスに加え、黄砂やPM2.5まで迫ってきているのだから、とにかくマスクの着用は例年に以上にマスト中のマストである。

しかし、こうもマスク生活が長いと、いろんな意味でマスク疲れが溜まっているのも事実。マスクの着けすぎで肌が荒れたり、ゴム紐のせいで耳が地味に痛かったり、ニオイ的な問題に悩まされたり……と、気になる点を挙げればキリがない。

そこで今回は、あると役立つ最新のマスクグッズを5つご紹介。少しでもマスク生活を快適にして、この辛い季節を乗り切ろう!

除菌+ニオイケア+保湿の3役が1本で! 「マスク リフレッシュ ミスト」

  • 「マスク リフレッシュ ミスト」(2,200円/20mL)

化粧品メーカー「フェヴリナ」が新たに発売した「マスク リフレッシュ ミスト」は、除菌、ニオイのケア、そして保湿まで一手に担ってくれる優れもの。

除菌力は99.9%で、そのパワーの秘密はサトウキビ由来の「発酵エタノール(バイオエタノール)」にある。飲食時などでマスクを着脱する際、これを内側にサッとひと拭きするだけで除菌できる。ただし、すべての細菌に対して効果を発揮するわけではないのでご注意いただきたい。

スプレーにはアロマテラピーでも用いられるユーカリとティーツリー、オレンジなど、5種類の天然精油をブレンドして配合。消臭効果のある成分として知られる、柿由来の「カキタンニン」とともに、マスクのニオイや不快感を解消してくれる。

さらに、オリーブ由来の保湿成分「スクワラン」が乾燥を解消し、マスクによる肌への摩擦も軽減。持ち運びに便利なコンパクトサイズというのもありがたい。

着けるだけで老け顔対策! 「リラクシングマスク」

  • 「リラクシングマスク」(2,200円)

HLコーポレーションの「リラクシングマスク」は、着けるだけで血流改善や筋肉のコリをほぐす効果がある、睡眠時専用のマスクである。

生地は、シリカやトルマリンなどの天然鉱石の混合体「プラウシオン」をコーティングした3重ガーゼを使用。それらが発する微弱な遠赤外線が副交感神経を優位にし、頭や体をリラックスモードへ切り替えてくれる。結果、筋肉の緊張をほぐし、血流も促進。リンパの流れも良好にしてくれるという寸法だ。

外側のガーゼは、滅菌率99%以上の抗菌作用と防臭効果がある「純銀」を使った特殊ポリエステル糸を使用。銀イオンの抗菌機能は半永続的だから、洗濯すれば何度だって使うことができる。

内側には国産綿100%の柔らかな生地を2重にして使用。天然有機材「キトサン」をコーティングし、抗菌・防臭機能を付加した。マスクは呼吸をしても口に吸い付きにくいよう張りを持たせ、耳にかけるゴム部分にはアジャスター機能を設置。こうした細やかな配慮によって、睡眠中も煩わしくない、快適な着け心地を実現した。

長時間の着用でも疲れ知らず! 「ひもなしマスク」

  • 「ひもなしマスク」(オープン価格)

長いマスク生活で耳に限界が近づいているのであれば、キングジムの「ひもなしマスク」をお試しあれ。

4月9日に発売予定の「ひもなしマスク」は、耳にかけるゴムを省いた斬新な貼り付け型のマスクである。粘着性のある医療用シリコンテープによって、顔に直接貼り付けることを可能にし、耳への負担を軽減するどころか、完全なる“ゼロ”とした。

一見、着けにくそうだが、口元に触れにくい立体構造を採用しているため蒸れにくい。テープの粘着力は時間とともに低下するが、水洗いすることで回復するので、繰り返し使用することができる。メーカーによると、約20回程度の洗濯に耐えられる設計となっているそうだ。

このニューノーマルの時代、誰もが一度は試してみたくなる個性派のニューカマーである。

マスク紛失問題も解決! 「MASSCODE」

  • 「MASSCODE」(550円)

バタバタしたときにありがちな「マスクの紛失問題」を解決してくれるのが、パインクリエイトの「MASSCODE(マスコード)」だ。

使い方は簡単で、「MASSCODE」の両端をマスクのゴムにそれぞれ繋げるだけ。飲食時などでマスクを取り外す際も、ネックレスのように首からマスクをぶら下げることができる。マスクをテーブルに直置きしたり、ポケットに入れたりするより遥かに衛生的だし、どんなときでも肌身離さずいられるので、マスクを失くす心配もない。

ちなみに、ついやってしまいがちな「あごマスク」は、ウイルスなどへの感染リスクを拡大させると言われている。あごに付着したウイルスが菌をマスク内側に付着し、定位置に戻したときに口や鼻から体内へと侵入してしまうからだ。「MASSCODE」は、こうしたアクシデントを防ぐ上でも有効である。

さらに画期的なのが、オリジナルパーツの「マスピタボタン」だ。コード左右に取り付けられたこのボタンを留めれば、マスクをピタッとふたつ折りにできるので、口に直接触れる内側部分を外気から守ってくれる。花粉シーズンは鼻をかむシーンも増え、マスクの着脱回数も増えるだろう。マスクを花粉から守るという意味でも、このコードがあると安心だ。

マスクでスキンケア……だと!? 「ナノプラチナスキンマスク」

  • 「ナノプラチナスキンマスク」(4,600円)

着用機会の増加に伴い、マスクの機能性も向上の一途をたどっているが、なんと、着けるだけでスキンケアができるマスクが登場した。もちろん、入浴後に肌の保湿をするあの真っ白なシートマスクではない。

インターテクノから発売される「ナノプラチナスキンマスク」は、化粧品などに使われているプラチナを特許製法でナノ化し、結合させたナノプラチナスキンを生地に使用。肌荒れや乾燥の解消に効果が期待できるという。プラチナといえば化粧品でもよく使われる成分で、高い抗酸化作用で知られており、活性酸素を除去する力があるとされている。

つまり、「ナノプラチナスキンマスク」を使うことで、美肌のサポートが期待できる、という構図である。立体裁断だから長時間の着用でも苦にならず、就寝中に着けるのもおすすめだ。


どうせマスクを着けるなら、さまざまなメリットがあったほうがいい。マスク生活を快適ににするためのアイテムは続々と登場しているので、ぜひ積極的に活用し、少しでもストレスのないマスク生活を送ろうではないか。