お笑いコンビのEXITが、フジテレビのSDGs特別番組『EXITの未来を本気(マジ)で考える~フューチャーランナーズSP~』(20日14:30~15:25 ※関東ローカル)でMCを担当する。

EXITがこれからの地球を支える若い世代に向けてSDGsを楽しく知るきっかけを提供し、地球規模の課題解決のために情熱を持って走り続ける人たちの取り組みや熱い思いを紹介していく同番組。今回のMCに、りんたろー。は「チャラ男で大丈夫かなっていうのは、正直ありましたね(笑)」と不安を口にしつつ、兼近大樹は「SDGsというとお堅いイメージだけど、そういうのをめんどくさがりそうな僕らがやるのはいいなと思った。ベストなキャスティングです!」と自信を語った。

  • EXITのりんたろー。(左)と兼近大樹=フジテレビ提供

――SDGs特番MC抜てきについて。

りんたろー。:チャラ男で大丈夫かなっていうのは、正直ありましたね。でも、“SDGs-1グランプリ”で優勝させてもらって、(これまでもSDGsに)関わってきたので、うれしかったですね。仕事を通して得た知識を活かしつつ、一緒に勉強できる機会をもらえたので、うれしく思っています。

兼近:SDGs=お堅いものだと思われた時点で、めんどくさいなと思う人が増えるじゃないですか?そのめんどくさいなと思う事を、こういうめんどくさがりそうな僕らがやっているのはいいなと思いました。裾野を広げる意味でも、こんなチャラ男でもやっているんだという見方をしてもらえるので、ベストなキャスティングをしたと思います(笑)。意識高い系として見られるのが一番もったいなくて、分断を生みやすいので、僕らのようなタイプが緩和剤みたいになれれば。

――意識しているSDGsの取り組みは?

りんたろー。:仕事でお弁当が出ると、容器を水洗いして帰っていましたが、それもSDGsにつながる一つの活動だなと気付いたり。服を手に取るときも、タグを見るようになったし、野菜も無駄なく切って食べるようにしていて。身近なことを少しずつやっていくことが、SDGsの一歩目なんだと思います。社会が変わりつつあって、より生活の中にSDGsが入ってきやすくなったので、距離感が詰まった気がします。

兼近:実はテレビ業界って、SDGsと対極だと思っていて。収録や撮影に準備する飲み物や食べ物にしろ、いろんなことが、自分の中で説得力がないかもっていうのが正直ありましたね。でも、それすら乗り越えるくらい、映像の力で魅せて伝えることができるのではと思っています。テレビに出る立場としては、迷惑をかけているのだという意識はマジであります。でも伝えることで、それを許されているのかなと。今は、影響力のあるテレビを使って伝えるということが大事だと考えています。

――視聴者の方にメッセージを。

りんたろー。:地球の状況も変わってきていることは、実は今の若い子は気付き、目を向けていると思います。それを周囲にも広げ、変化することを恐れずに、取り組んでいくことが大事。みんなと一緒に学んでいけたらなと思います。

兼近:次の世代に伝えていくことが大事ですよね。人の考えを無理やり変えていくのは多様性とはかけ離れていくことになるので、そうではなく、自分が伝えられる下の世代に伝えて、そういうことなのだと広まっていくことが重要な土台作り。一番簡単にできるのは、身近な人にやさしくすることだと思います。

――身近な人というと?

兼近:家族じゃないですか?あと友達とか。そういうすぐそばにいる人を大切にすることが、一番身近なSDGsなんじゃないかなと思います。

りんたろー。:なら、俺にも優しくしてほしい(笑)