コラムニストの能町みね子が、13日に開催されたフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#10』で、NHKのドキュメンタリー番組『ノーナレ「クイズ 最高の一問」』(2月22日放送)の“映画化”を希望した。

  • (上段)久保ミツロウ (下段左から)能町みね子、ヒャダイン

能町と、漫画家の久保ミツロウ、音楽クリエイターのヒャダインによる同イベント。この日の『ノーナレ』は、数々のクイズ番組を手がけてきたクイズ作家の矢野了平氏と日高大介氏が、番組から依頼された「人生最高の一問」を考えていく中で、2人のこれまでの“クイズ人生”を追っていく内容だったが、能町は「すごい良かったんですけど、あんまり話題になってない気がして…」と、世間の反響に物足りない様子だ。

矢野氏と日高氏は以前、同番組にも出演したことがあり、「最初は知り合いが出るというくらいの興味で見てたんです」というが、「この2人が昔からクイズの世界でずーっと切磋琢磨してきた、学生時代からのライバルなんですよ。クイズに答える方としても強いし、問題を作る企画者としてもすごいできる人だから、放送業界に入る前からクイズイベントとかを立ち上げて、めちゃめちゃ動画や資料が残ってるんです。それを流しながら、この2人が20年くらいずっとバディとしてやってきた様子が、30分にめちゃくちゃ凝縮されてるんです。だから、2人の成長物語だったんだけど、30分で“問題を1個作る”っていう縛りがあるから、その成長部分が私には足りなかった。そこを100分くらい見たかったんです。すごい良かったんだけどもったいなくもあって、誰かこれをどうにか映画にしてくれないですかね」と熱弁。

続けて、「良いバディものなんですよ。バディ好きは見るべき!」と強調すると、久保は「『じゃあ2人とも付き合っちゃいなよ』っていう言葉が出そうになったけど、そんな安易な言葉をぶつけてはいけないと思った」と、能町の熱を受けて正気を取り戻していた。

この模様は、21日23時59分まで追っかけ再生が可能。チケットは、21日18時まで販売されている。

そして、放送可能な部分のみ編集し、地上波フジテレビでは4月8日(25:40~26:40)に放送。後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。

次回のオンラインライブは、4月18日に伊集院光を迎えて開催。久保は「実は少年漫画家としてデビューした頃に、伊集院さんが家に来たことがあります。ラジオに投稿したらそれを見て来てくれたんですけど、それから私の中では、伊集院さんとはもう二度と会えないみたいな気持ちになって、こじらせていることがあるんです。番組の方で呼んでいただけるということになったので、いろいろ私も浄化したいと思います」と意気込んだ。

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