JR東日本水戸支社は、3月14日から「常磐線全線運転再開1周年キャンペーン」を開催する。東日本大震災の発生以降、常磐線は一部区間で運転見合わせが続いていたが、2020年3月14日に全線で運転再開。間もなく1周年を迎えることを記念し、さまざまな取組みを通して沿線の歴史・文化や新たな魅力の発信に取り組む。

  • 「常磐線全線運転再開1周年キャンペーン」ポスター(JR東日本水戸支社提供)

キャンペーン開始前の3月12日から、常磐線を走るE531系に全線運転再開1周年記念ヘッドマークを掲出。4月下旬頃まで運転予定となっている。1周年当日の3月14日、いわき駅3番ホームにて、同駅9時22分発のヘッドマーク列車(原ノ町行)に合わせて出発合図も行う。

3月14日から6月30日まで、御朱印帳を模したパンフレット「遊印帳」にスタンプを押しながら浜通りのおもな施設を周遊する「浜街道遊印帳めぐり」も実施。いわき・双葉・相馬の各エリアを達成した人に、ヘッドマークデザインを施した「遊印紙」をプレゼントする。

  • 常磐線で活躍するE531系(JR東日本水戸支社提供)

  • 全線運転再開1周年記念ヘッドマークイメージ(JR東日本水戸支社提供)

南相馬市立中央図書館では、3月14日に地域と連携したイベントを開催。地元高校生による1周年オリジナル加工品販売やミニSL乗車体験、絵画展示などを行う。泉駅、湯本駅、いわき駅、原ノ町駅、相馬駅では、オリジナルの駅スタンプ台紙を制作。裏面は駅ごとに異なるデザインデザインを楽しめる。