日本テレビは10日、4月改編説明会を開催。4月スタートの新ドラマ『コントが始まる』(毎週土曜22:00~)の福井雄太プロデューサーが、見どころなどを語った。

  • 『コントが始まる』に出演する(左から)仲野太賀、有村架純、菅田将暉、神木隆之介、古川琴音=日本テレビ提供

菅田将暉の主演で、有村架純、神木隆之介、仲野太賀という93年生まれ俳優が集結する同ドラマは、“あの頃”に思い描いていた“大人の自分”とはまるでかけ離れた“大失敗”な人生を歩んでしまった20代後半の若者たちが、その“失敗”をしたからこそ出会う人や出来事によって、まるで思い描きもしなかった未知の“幸せ”と巡り合う群像物語。『俺の話は長い』で向田邦子賞を受賞した金子茂樹氏のオリジナル脚本だ。

菅田、神木、仲野の3人が演じるのは、売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」。そんな芸人の3人がネタ作りにいつも集うファミレスのウェイトレスを有村が演じ、有村の妹役を古川琴音が演じる。

タイトルの通り、毎話ドラマのトップシーンをお笑いトリオ「マクベス」のコントから始まり、これが残りの53分間の物語の重要な伏線としてつながるという異例の構成で、福井プロデューサーは「現代劇、群像劇としてのリアリティかつ共感や感情のゆらぎは丁寧に描きつつ、エンタテインメントとしてコントから始まるというところのギミック(仕掛け)を持って話題性を喚起しつつ、楽しんで見ていただける作品にできたらなと思っております」と意気込む。

さらに、「1話見ていただいたら、コントから始まるだけじゃない、おそらく連続ドラマ史上見たことのない構成・ギミックで紡いでいくので、『これはとんでもないものを見てしまったんじゃいか』と思うような作品になっています」と予告。「芝居力のある皆さんが演じているので、1カット1シーン愛おしいくて、すごく意味があるので、台本以上にカロリーを上げて皆さんにお届けできるんじゃないかと思っています」と胸を張った。