女優の有村架純が、日本テレビ系ドラマ『コントが始まる』(4月スタート、毎週土曜22:00~)のクランクイン前に、心境などを語った。

  • 有村架純=日本テレビ提供

――『永遠のぼくら』以来、久々の日テレドラマです。いかがですか?

本当に久々です。2015年以来になります。「永遠のぼくら」はスペシャルドラマだったのですごく久々で楽しみです。実は、福井プロデューサーは10代の時にお世話になっていて、その頃次に私と一緒に仕事をするのは「有村さんが30歳になってからだ」とおっしゃっていたのをすごく覚えています。今28歳なので、少しフライングする形ではありますが、その時に話していたことがようやくここで実現したことがすごく個人的には感慨深いです。なので、久々の日テレドラマを福井さんとやれるっていうことが、とても個人的には意味があると思っています。

――93年生まれの役者さんが勢ぞろいしました。他の共演者の皆さんの印象を教えてください。

・菅田将暉
あらゆる状況を瞬時に受け入れて対応できる方だと思いますし、芝居にしてもそうじゃない部分にしても受け入れ態勢がしっかりされているのでこちらとしてもすごく安心感がありますし、人を否定しないところもとても素敵な役者さんだと思います。

・神木隆之介
神木君は、共演回数もとても多くて、好奇心旺盛で、自分の好きなものに対しての探求心がすごいですし、だからこそ、芝居になったときに自分の役柄について細かいニュアンスをすごくプラスで足してくる方なので、そういったところがとても面白い役者さんだなぁと思います。

・仲野太賀
太賀君は初めてご一緒します。とても聡明で優しい方な印象があったので、これから知っていくのが楽しみです。

・古川琴音
琴音ちゃんもほかの作品でご一緒しているんですが、声がとても素敵で聞いていて心地いいです。お芝居をする上で声ってものすごく大切だと思うんですね。きっとポテンシャルが高い方なんだろうと思うので、その奥行きをもっと知っていければなと思っています。

――28歳を迎える年に、28歳の人々を中心とした同世代の「群像」ドラマに出演することになりました。この28歳という年齢にはどんなイメージがありますか?

そうですね…。きっと、社会経験もそれなりにあって、大きな挫折や失敗を一度は経験していてもおかしくない年齢なのかなと思います。理想だけではなく現実とも向き合い始める年代になっていて、そうなった時に物事に対して臆病になったり、心が凝り固まっちゃうような年齢に差し掛かっていると思います。きっと、色んなものや人と出会う事で少しずつ何かが解れたりしながら人生の小さな光を見つけ始める年齢なのかなと思います。

――クランクインまでまだ1か月あります。それまでに何か準備しておきたいことはありますか?

まだ台本も製本になっていないバージョンで読んだので、これからブラッシュアップされるでしょうし、役柄についても正直まだまっさらな状態ではあるので、そこをもっとしっかりクランクインまでに準備をしたいなと思いながら、同世代でお芝居ができるのが楽しみでもありますし、心がきゅっとなってしまったところを微かな振動で揺らしながら緩めていく…。そういった手助けができる作品になれるように、自分たちがまず楽しんでいけるように頑張りたいなと思います。