映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』(11月13日公開)の大ヒット御礼イベントが22日に都内で行われ、綾野剛&岡田健史が登場した。

  • 左から綾野剛、岡田健史

    左から綾野剛、岡田健史

同作は人気作家・中山七里のサスペンス小説・犬養隼人シリーズの同名小説実写化作。ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デスに対し、警視庁捜査一課のNo.1コンビ・犬養(綾野)と高千穂(北川景子)は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守ってしまう。

今作、そして『MIU404』でも共演することになった2人だが、「今日はわちゃわちゃしてるところを見ていただいて」と言う綾野に、岡田が「わちゃわちゃ、イチャイチャ」と返し、綾野は「かわいいか! キャッキャうふふできればいいなと思います。楽屋からずっとニヤニヤしてる。岡田健史のラブビームが貫いてくるので、かわいくて仕方ないです」と笑顔を見せる。

初共演となった綾野について、岡田は「なかなか僕が知りたいことを聞ける人が多くなかったので、初対面の日から剛さんにいろんなことを、たぶん僕が逆の立場だったらすごくうざいなというくらい聞きまくって。1を聞くと10にも20にも30にも100にもして『もういいです』というくらいの情報量が返ってくる」と感謝。「だいたい僕、聞きまくってうざがられるので、向き合ってくださる役者さんと出会えたことはすごく大きな時間で嬉しかったです」と明かした。

綾野は岡田の様子に「デレデレじゃないかい!」とつっこみつつ、岡田を「裏のヒロイン」と紹介。「かわいらしさが隠しきれてないんですよ。話せば話すほど目が開いていって、頭がパンクしていく姿を見て、快感を得ている。とにかくパンクさせたい。ぽかーんとしてる顔が良かったりするんですよ。話せば話すほどスポンジのように吸い込んでいくのを見て、自分が今日まで経験して来たことをすべてシェアしていきたい」と心境を吐露する。「詰め込んでると途中から顔がパンパンになっていくので、その顔がすごくかわいくて、快楽。ただのSみたいになってるけど、いいんですよ。そういう一生懸命さが。僕も彼の眩しさにハッとさせられるので」と岡田に色々と教える理由を説明した。

今度共演するとしたら? という問いには、岡田が「徹底的に敵対する役とか。どれだけ僕のラブラブが消せるか」と提案するが、綾野が「どうする? 挨拶もガン無視よ」と返し、岡田は「いや〜ちょっときついっすねえ」と悩む。またなぜか綾野が岡田に「ドーナツ好きって言っといて。ドーナツのCMやってほしいから」と勧める一幕もあった。

逆に綾野は岡田とやりたい作品について「BL入れとくわ!」とノリノリ。「重厚なものから軽やかなものまでやりたいなと思っていて。距離の近い兄弟とか、腹違いの兄弟とか、出会うべくして出会うような役とか、胸ぐらつかみあったりとか、本当に喧嘩してんじゃねーかみたいなシーンがあってもいい。あとはとにかくひたすらかわいがる役でもいいですね」と想像が広がり、岡田は「ラブストーリーですね!」とやはりBLを希望する。綾野が「どんなことするの?」と尋ねると、岡田は「ドライブしたいです」と答え、綾野は「ははは! かわいいか!」とつっこんでいた。

「やりたい役を10個言ってほしい」と綾野に求める岡田は、「兄弟役、敵対役、友達役、親子役……」と挙げていく。最終的に綾野が「健史とはゾンビものをやろうかと。ゾンビの正義を見せたいなと。ゾンビはゾンビの立ち位置がある。『やってらんねーよな、別に人間の肉がおいしいわけじゃないからな。ああいう声出さないとびっくりしないしな。本当はかわいくしゃべれるよ』と。そういうものを届けられたらと思います」と語り、岡田が「来年公開です」と頭を下げた。