親しい友人や知人に赤ちゃんが生まれた。なんとも喜ばしい、うれしい知らせだ。コロナ禍にあっては、直接会ってお祝いすることはなかなか叶わないけれど、せめて出産祝いは贈りたいと考える人は多いだろう。

ただ、それでは果たしてどのくらいの予算を考えればいいのか、中には迷ってしまうという人もいるかもしれない。そこで今回は、マイナビニュース男女会員510人にアンケートを実施し、「友人への出産祝いの予算」について聞いてみた。

  • 友人への出産祝いの予算はいくらくらい?

    友人への出産祝いの予算はいくらくらい?

友人への出産祝いの予算はいくらくらいですか?

  • 1位「5,000円以上10,000円未満」(40.5%)
  • 2位「3,000円以上5,000円未満」(29.1%)
  • 3位「10,000円以上20,000円未満」(20.0%)
  • 4位「3,000円未満」(5.9%)
  • 5位「30,000円以上」(2.9%)
  • 6位「20,000円以上30,000円未満」(1.6%)

出産祝いの金額の相場が判明! アンケート結果は……

マイナビニュース会員にその予算を選択した理由と、どのようなものを選ぶかを聞いた、その結果は下記の通り。

1位「5,000円以上10,000円未満」を選んだ理由

  • 「値段が安すぎるなら、あげない方が良い。友人なら共通で5000円が妥当」(35歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

  • 「10,000円前後なら、相手もあまり重荷に感じないかなと思いました」(52歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

  • 「10,000円以上だと高すぎて、相手にも困らせてしまうから。前掛け・靴下」(49歳男性/サービス/販売・サービス関連)

  • 「10,000円位なら、満足するものが買えるため。衣類は好みがあるので贈らない。絵本のセットなどを贈っている」(52歳男性/専門コンサルタント/専門職関連)

  • 「2~3,000円ではちょっと少なめだし、数万円というのは大げさだし、友人としてさりげなくお祝いしたいという想いを表すのに頃合いだと思う」(68歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「10,000円位の品物。この金額だと選ぶ品物があるので、私は誰にでも同じにしています」(64歳女性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「だいたい相場がその程度かと~ Tポイント10,000点プレゼントします」(50歳男性/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)

  • 「友人の緊密度の度合いにもよりますが、概ね10,000円程度を予算にしています。贈り物は親戚筋が購入するガラガラ等のおもちゃは避けて、日常に使用するオムツやよだれ掛け、図書券やデパート券が無難だと思い送っています」(58歳男性/教育/事務・企画・経営関連)

  • 「安っぽくもなく、気を遣わせもしない金額だから。タオルや石鹸などの無難な消耗品を送る」(41歳男性/食品/営業関連)

  • 「ちょっとしたおしゃれな赤ちゃんの小物を贈りたい。百貨店やセレクトショップだと、7,000~10,000円くらいの品がターゲットプライスになりやすいので」(59歳女性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「あまり高額だと、内祝いを気にされると感じるためです、また色々な友人へのリサーチにより『おむつ!』の一択です。実用的なものが一番らしいですね」(47歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)

  • 「あまり相手に気を遣わせなくていい金額だからです。先月、おむつケーキを送りました」(44歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)

  • 「このぐらいの金額なら大体間に合うだろうということと、長く使えて邪魔にならない専用の食器などを贈りたい」(44歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「予算は多すぎても少なすぎても相手に失礼な気がする。基本は、受け取り側が自由に使える現金にしている」(60歳男性/不動産/営業関連)

  • 「身内なら30,000円~50,000円ですけど、友人の度合いにもよります。商品は買いません。現金で渡します」(59歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「無難な価格だから。新築祝いを含めて2倍の額にしたり、現金以外にこども商品券にしたりもします」(37歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)

  • 「友人の間で通例になっている金額。かなり親しい友人なら現金や商品券。それ以外ならベビー服等(本人に聞いてから必要な物)」(59歳女性/化粧品・医薬品/その他技術職)

  • 「高価すぎて相手が気を遣わないくらいの金額にする。実用性のあるものを贈る」(37歳女性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「紙おむつを大量に送ります。自身の経験から、あればあるほど助かります」(54歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

  • 「友人は自分にとってとても大事なので。友人に欲しい物を聞いて買います」(44歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「今まではJCB等のギフト券、今年はアマゾンのギフト券。買いに行くのも辛いだろうし、この価格だったら大物以外はある程度購入してもらえると思う。また、物で贈ると好みがあると思うので……こっちもあれこれ悩む、あっちももらったけど『何かな……』ということがないと思う。アマゾンは大体の人がユーザーなので贈りやすい」(50歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

2位「3,000円以上5,000円未満」を選んだ理由

  • 「5,000円くらいが妥当だと思う。多少の前後があっても可。サイズ大きめの衣料などを選択」(62歳女性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「初めて出産祝いを渡すとき、3人で10,000円くらいのものを贈ったので、一人ならそれくらいかなと思った。相手に欲しいものを聞いて、それをできるだけ買う」(37歳女性/教育/専門サービス関連)

  • 「あまり、相手に気を遣わせたくないから。ネーム入りのハンカチ類」(64歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「あまり金額が多すぎると相手方も困るだろうし、4、5,000円で買える消耗品のほうが助かると聞いたことがあるので、そういったものをお祝いとしてプレゼントしてあげたいと思う」(39歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「お互いですので、あまり家計の負担にならないようにしています。ベビー服が多いです」(65歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「お返しがいらない妥当な金額。図書券で知育に役立てば良いかな」(56歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「金額が高すぎると気を遣わせるので、妥当な金額で、長く使える実用的なものを選ぶ」(49歳男性/公益・特殊・独立行政法人/事務・企画・経営関連)

  • 「金額はなんとなく。重くない程度がいいかと。幼児用雑貨とかです」(42歳男性/不動産/営業関連)

  • 「自分の時にも頂いたので、先方に喜ばれる品をと考える。1年位着られる子供服が喜ばれる」(80歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「赤ちゃんの洋服やおもちゃなどの贈り物は相手にも喜ばれて、いちばん定番の予算内で購入することができると思います。送られた相手の人にも気を遣わせない程度の贈り物が丁度良いと思います。あまり高額なお祝いを贈ると相手にも気を遣わせてしまいお互いに良くないと思い、予算内の定番の贈り物が喜ばれると結論できます」(53歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

  • 「出産祝いは2人目、3人目……と今後も続く可能性が高いので、高額だと次が大変になると思うので。仲間内で相談して出し合っているので、1人あたりは少額で済むから。集まったお金でギフトカード(アマゾンとか)を購入して渡す。物品を渡すと他の方と被ってしまい、不要品・余剰品になる恐れがあるし、必要な物を必要なタイミングで用意してもらいたいから。商品券(紙)だと外出して使わなければならず不便なため、ネットショッピングでも使える物を渡す」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)

3位「10,000円以上20,000円未満」を選んだ理由

  • 「あまり高過ぎても相手が気が引けるだろうし、あくまでもお祝いの気持ちの問題なので」(51歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

  • 「あまり高額にし過ぎても恐縮されるのと、内祝いも負担にならないようにこれぐらいの金額が良いと思う。長く使えるものや、単純にギフトカードも含めて行う」(42歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)

  • 「一般的な額と思う(通常、こちら側もその程度もらっている)。使い勝手の良い現金が一番」(64歳男性/その他/専門職関連)

  • 「最近はそういった機会がない。昔、家族には10,000円位を現金で、お祝いとして渡したと思う」(59歳女性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「自分とあげる相手との関係性も有るが、10,000円~20,000円くらいであげるのが多い。子どもが出来ることは大変喜ばしいことなので、多少無理してでもお祝いをあげたい気持ちだ」(59歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

  • 「自分にできる最大限の金額です。品物類は親戚、親からもらえると思うので、現金です」(58歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「予算は目安で考えている。他の人と被らない様に、事前に贈り先へ希望の品を聞いてからその品を贈る」(58歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

  • 「1人で送るなら、日用品(オムツとか)を贈る。複数人で送るならベビーカーまたはチャイルドシート辺り、本人の希望を聞いてから贈る」(49歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)

4位「3,000円未満」を選んだ理由

  • 「出産する人、しない人、グループ内でも差が出るから」(35歳女性/不動産/事務・企画・経営関連)

  • 「相手も気軽に受け取れる予算で、食品など消え物を選ぶ」(28歳女性/専門店/販売・サービス関連)

  • 「特に影響のない金額だから。また、その時必要なものを贈る」(34歳男性/重電・産業用電気機器/メカトロ関連技術職)

  • 「個人としてではなく、仲間との連名で親戚や仕事関係と被らないようカタログギフトを贈る」(57歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

  • 「よだれかけ。何枚あっても困らないし、無難な品物だと思ったから」(46歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

5位「30,000円以上」を選んだ理由

  • 「どうせあげるなら、喜ぶ金額にしたい」(60歳男性/その他/その他・専業主婦等)

  • 「とてもお世話になっているので」(42歳男性/サービス/販売・サービス関連)

  • 「収入に合わせて。商品券」(50歳女性/フードビジネス/事務・企画・経営関連)

6位「20,000円以上30,000円未満」を選んだ理由

  • 「お祝いとしては、このくらいが喜ばれる金額だと思うから」(37歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

  • 「地域の相場で決まってるから。現金で」(55歳男性/不動産/営業関連)

  • 「年齢や立場上からの金額です。現金または商品券を選択します」(69歳男性/その他/その他・専業主婦等)

友人への出産祝い金額、7割の人が10000円以内という結果に

調査の結果、マイナビニュース会員の中で友人へ出産祝いをあげる人は73.5%で、全体の4分の3近くは友人へ出産祝いを贈っていることがわかった。

友人への出産祝いの予算はいくらくらいかを聞いたところ、1位は約4割の票を集めた「5,000円以上10,000円未満」(40.5%)となった。以下、2位「3,000円以上5,000円未満」(29.1%)、3位「10,000円以上20,000円未満」(20.0%)、4位「3,000円未満」(5.9%)、5位「30,000円以上」(2.9%)、6位「20,000円以上30,000円未満」(1.6%)と続く。

1位と2位を合わせると全体の約7割となり、多くの人が3,000円から10,000円程度を出産祝いの予算と考えている。また、3位「10,000円以上20,000円未満」と4位「3,000円未満」をも含めると95.5%に達し、大多数が出産祝いを20,000円未満と認識していることが明らかとなった。

その予算を選択した理由を聞いた。全体に共通する意見として、「安すぎず、しかも相手が負担に感じない金額」であることと、「職場や友人間、属するコミュニティなどの相場感」を重要視していることがわかった。主なコメントとして、「無難な価格」「相手にも気を遣わせない程度」「相手もあまり重荷に感じない金額」「安っぽくもなく、気を遣わせもしない金額」「安すぎるなら、あげない方が良い」「予算は多すぎても少なすぎても相手に失礼」「だいたい相場がその程度」などがあった。

また、比較的低い金額「3,000円未満」では「気軽に受け取れる予算」「特に影響のない金額」などが、高額な予算となる「30,000円以上」では、「収入に合わせて」「とてもお世話になっているので」などの声が印象的だった。

どのようなものを選ぶかを聞いたところ、ダブらずに、あっても邪魔にならないものが良い、という意見が大勢を占めた。具体的には、日常的に使用する「オムツ」や「ベビーフード」、「よだれかけ」「タオル」「石鹸」などの消耗品が目立っている。

また、相手が自由に使えるように現金や図書券、商品券、デパート券、あるいはアマゾンのギフト券やカタログギフトを贈るという人も多い。「ベビー服」や「おもちゃ」では相手の好みもあることから、事前にリクエストを聞く、という人もいた。

少子高齢化が進み、友人・知人の出産の報に接する機会がめっきり減ってしまったという実感を持っている人も多いかもしれない。そんな中で聞く、親しい友人のおめでたの報告は、格別に嬉しいものに違いない。

今回のアンケートでも、「子どもが出来ることは大変喜ばしいことなので、多少無理してでもお祝いをあげたい気持ち」(10,000円以上20,000円未満)や「祝いとしては、このくらいが喜ばれる金額だと思う」(20,000円以上30,000円未満)、「どうせあげるなら、喜ぶ金額にしたい」(30,000円以上)などの声があった。いずれも、多少無理をしてでも喜びの気持ちを伝えたいという真摯な想いが感じられるものとなっている。

調査時期: 2021年2月15日~2021年2月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計510人(男性: 404人、女性: 106人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート