2013年12月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)は「和食」を無形文化遺産に登録することを決定した。四季折々の旬の食材を活かした「和食」は味の素晴らしさはいうまでもなく、種類の豊富さや見た目の美しさ、栄養バランスの良さやヘルシーさなどでも世界的な評価を得ている。

「和食」は日本人ならば、多くの人にとっての"ソウルフード"であり、ごく自然に食べてきたはずだ。それでは、いったいどの和食が最も好まれているのだろうか。今回はマイナビニュース男女会員504人にアンケートを実施し、「最も好きな和食」について聞いてみた。

なお、ユネスコ無形文化遺産において和食が「日本人の伝統的な食文化」とされていたことから、本記事では「日本の食文化に根付いている食事」を「和食」と定義している。

  • 最も好きな和食は何? 500人に聞いてみた

    最も好きな和食は何? 500人に聞いてみた

好きな和食はありますか?

  • 「はい」(94.2%)
  • 「いいえ」(5.8%)
  • 好きな和食はありますか?「はい」(94.2%)「いいえ」(5.8%)

マイナビニュース会員に日本の主な和食から好きな和食を選んでもらい、その結果と理由は下記の通り。

好きな和食アンケートランキング結果

  • 1位「寿司」(29.5%)
  • 2位「刺身」(10.3%)
  • 2位「うな重」(10.3%)
  • 4位「すき焼き」(9.5%)
  • 5位「鶏の唐揚げ」(8.6%)
  • 6位「天ぷら」(8.2%)
  • 7位「とんかつ」(6.9%)
  • 8位「そば」(5.3%)
  • 9位「肉じゃが」(2.9%)
  • 9位「おでん」(2.9%)

1位「寿司」を選んだ理由

  • 「子どものころ、特別な時に食べられるものだったから」(58歳男性/医療・福祉・介護サービス/公共サービス関連)
  • 「寿司は見た目が華やかで高級感があり、特別な日に食べるようなご馳走だから」(37歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
  • 「やっぱり日本の和食といえばお寿司で、一番食べた後の満足感があるので。体にも良いのがいいと思います」(51歳男性/電力・ガス・エネルギー/営業関連)
  • 「酢飯好きなので美味しいし、種類も豊富で飽きないので、最強!!」(52歳男性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
  • 「魚が新鮮で美味しく、色々な種類と趣向が楽しめるから和食としては最高峰」(61歳男性/フードビジネス/IT関連技術職)
  • 「海なし県なので、なかなか美味しい寿司が食べられないから」(47歳男性/建設・土木/技能工・運輸・設備関連)
  • 「色んなネタを楽しむことができるから。また、にぎりだけでなく軍艦巻きなど、巻き寿司も魚だけでなく野菜類なども絡ませて、また違った美味しさを味わうことができる」(51歳男性/サービス/IT関連技術職)
  • 「ちらし寿司、いなり寿司は子どもの頃より、今は亡き母の甘めの味付けで育ったので、いつ食べても感慨深いです」(52歳女性/専門店/販売・サービス関連)
  • 「昔から家では、お祭りだとか行事の時には巻き寿司、稲荷寿司、押し寿司を作っていました。そんな中で、寿司屋さんのお寿司は憧れでした」(64歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
  • 「究極のご馳走だと思います。最後の晩餐は和食でしめたい、その中心が寿司です」(58歳男性/サービス/技能工・運輸・設備関連)
  • 「日本人のソウルフードだからです。イタリア人にパスタが好きな人が多いのは何故?とか、インド人にカレーが好きな人が多い人が多いのは何故?と聞いてるのと同じ」(48歳男性/食品/その他技術職)
  • 「ひとくちに寿司といっても他の料理とは違い、煮物もあればナマモノもある。そんなところがすごく好き」(53歳男性/通信関連/公共サービス関連)
  • 「ごはんや刺身が好き、すしめしの味も好き、全部好きだから」(35歳女性/不動産/事務・企画・経営関連)
  • 「やっぱり、回らない寿司は最高のご馳走です」(57歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

2位「刺身」を選んだ理由

  • 「刺身は色々な魚や肉があり、それぞれ旬があって年中楽しめる。日本は島国で何処でも美味しい刺身があるから」(45歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
  • 「とてもヘルシーで、たくさんの種類のお刺身が食べられるから」(53歳女性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
  • 「その日の気分によって、色んな種類を選べる。色んなお酒に合う」(35歳男性/その他/IT関連技術職)
  • 「歳を重ねて、あっさりしたものが好きになってきた」(43歳男性/繊維・アパレル/営業関連)
  • 「未成年の頃はすき焼きの方が好きだったが、お酒を飲むようになってからは刺身の方が魅力的」(40歳男性/官公庁/公共サービス関連)
  • 「一番あっさりしていて、食材のうま味をそのままいただく和食の極み」(64歳女性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)

3位「うな重」を選んだ理由

  • 「鰻の、ほかには無い脂の乗った身とタレが絶品」(43歳男性/官公庁/公共サービス関連)
  • 「お寿司と迷ったけれど、鰻重の方が食べる機会が少ないので」(39歳女性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)
  • 「うなぎの味が好きで、でも最近は高くてあまり食べられない」(58歳女性/官公庁/事務・企画・経営関連)
  • 「鰻の蒲焼きが、魚料理の中でいちばん美味しと思っている」(55歳男性/電力・ガス・エネルギー/技能工・運輸・設備関連)
  • 「まろやかな味わいと自然感のある脂感が、肉料理とは異なり味わい深いし、栄養も豊富だから」(62歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
  • 「昔から、価格的にもごちそうの中のごちそうという感じ。絶対、たまには食べたくなる蒲焼きの味や、濃厚なうなぎの感じとご飯との混ざり具合もすごく大好きです」(41歳男性/通信関連/営業関連)
  • 「昔は昼食にうな重を食べるのが楽しみだった(800~1,000円で食べられた)。他の和食と異なり値上がり感が大きいだけに、食べる機会がかなり減った」(55歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

4位「すき焼き」を選んだ理由

  • 「昔からお祝い事には、すき焼きを食べていて、ご馳走的な意味があるからですね」(48歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
  • 「すき焼きはテンションが上がるし、量も食べられる」(49歳男性/公益・特殊・独立行政法人/事務・企画・経営関連)
  • 「特別感があるし、7割食べたらうどん入れて、さらに3度目の味チェンジにカレー粉入れて、3回楽しむ」(47歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職)
  • 「子どもの頃から誕生日やお祝い事の時に食べていたので、ご馳走といえばすき焼きというイメージが自分の中に定着している」(37歳男性/サービス/専門サービス)

5位「鶏の唐揚げ」を選んだ理由

  • 「鶏からは、昔からついつい食べたくなります」(53歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/建築・土木関連技術職)
  • 「価格やボリューム、満足感を考えると唐揚げは最強!」(53歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
  • 「店舗ごとの特徴が違うから、新たな発見がある」(43歳男性/通信機器/営業関連)
  • 「日本のどこに行っても、おいしい唐揚げが売っているから」(35歳男性/その他/クリエイティブ関連)
  • 「ご飯のおかずにもなるし、ビールのおつまみにもなるから。ボリュームがあり、食べた後幸せな気持ちになる」(40歳女性/教育/公共サービス関連)

6位「天ぷら」を選んだ理由

  • 「野菜、魚介類のカラッと揚がった天ぷらはほんとにおいしい」(60歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
  • 「旬の野菜の揚げたてを食べるとものすごく美味しいと感じられて、幸せな気分を味わえると思う」(62歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
  • 「寿司と迷いましたが、天丼が好きでよく食べているので昔から大好きです」(47歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
  • 「いろんな種類が食べられる。タンパク質やビタミン等、様々な栄養素が取れる」(59歳女性/化粧品・医薬品/その他技術職)
  • 「お店で食べる天ぷらはサイコー。これほど、家とお店の差が出る食べ物はないのでは?」(46歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)

7位「とんかつ」を選んだ理由

  • 「揚げた衣と肉の組み合わせが、とってもおいしい」(65歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
  • 「揚げ物全般が好きだが、なかでもとんかつが一番」(58歳男性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)
  • 「とんかつは大好きで、昔から食べ続けていても飽きることがない」(44歳男性/医療・福祉・介護サービス/その他技術職)

8位「そば」を選んだ理由

  • 「歳をとってから、本格的に蕎麦の美味しさに目覚めました。鼻に抜ける蕎麦の香りがたまらなく好きです」(47歳男性/不動産/営業関連)
  • 「長野県なのですが、『信州そば』は本当においしい!! 蕎麦の風味と濃い目のツユ、そして蕎麦湯。最高です」(49歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
  • 「蕎麦はつゆが美味しくて、夏はざる蕎麦、冬は温かい天ぷら蕎麦やとろろ蕎麦がのどごしが良く、大好きです。一年中食べられるお蕎麦は、日本を代表する文化だと思います。新蕎麦の時期は香りの良いお蕎麦が食べられるので、より一層楽しみが増えます。個人のお店が少なくなりましたが、今でも美味しいお蕎麦のお店を探しています」(53歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連

9位「肉じゃが」を選んだ理由

  • 「ジャガイモのホクホク感が好きなので」(51歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

9位「おでん」を選んだ理由

  • 「さつま揚げなどの具も出汁も、一から正直に作ると本当においしい」(59歳女性/窯業・セラミック/事務・企画・経営関連)

好きな和食まとめ

調査の結果、マイナビニュース会員の中で好きな和食が「ある」と回答したのは全体の94.2%。圧倒的な多数が、好みの和食を持っていることがわかった。

用意した選択肢の中から最も好きな和食を選んでもらったところ、1位は2位の3倍近くの支持を集めた「寿司」(29.5%)となった。2位は同率で「刺身」と「うな重」(各10.3%)が並んだ。以下、4位「すき焼き」(9.5%)、5位「鶏の唐揚げ」(8.6%)、6位「天ぷら」(8.2%)、7位「とんかつ」(6.9%)、8位「そば」(5.3%)と続く。上位はいずれも、"ザ・和食"といっていい顔ぶれとなっている。

その和食を選んだ理由を聞いた。「寿司」では、もちろん「美味しい」ことは大前提として、「種類が豊富」「見た目が華やか」「高級感・ご馳走感」といったワードが目立った。今では回転寿司も一般的になり、スーパーやコンビニでもパックの寿司を簡単に買えるようになってはいるものの、かつては催事や記念日の定番だった。「特別な日にはお寿司」という認識はいまだ健在のようだ。

2位の「刺身」では、旬を楽しめたりヘルシーな印象があること以外に、お酒のお供としての評価が高い。同じく2位の「うな重」は「寿司」以上に、高価で滅多に口にできないものとして認識されているようだ。確かに、近年のうなぎの価格の高騰はたびたびニュースにもなっているので、うな重=高級品という図式はかなり一般的だ。

4位「すき焼き」は、「寿司」以上に"ハレの日"感が強いエピソードが多く寄せられている。みんなでわいわい鍋を囲むというパーティー的なシチュエーションも、すき焼きの味をより美味しく感じる要因だろう。

5位「鶏の唐揚げ」は、上位に比べるとぐっと日常感が増すメニューだ。特別なことがなくても、気軽に美味しく食べられるというコメントも多く、その意味では「鶏の唐揚げ」こそが"最強の和食"といってもいいかもしれない。

アンケートの結果、好きな和食の上位には「寿司」や「うな重」「すき焼き」といった、"王道"かつ"スペシャル感"があるものが並んだ。催事や記念日など特別な日に、これらの高級感のある和食を食べることで、喜びがより際立つというのは、多くの人が感じている実感なのかもしれない。

調査時期: 2021年2月2日~2021年2月4日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計504人(男性: 402人、女性: 102人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート