ソフト麺にきな粉揚げパン、フルーツポンチに冷凍みかん。子どもたちの栄養バランスを考えられた日本の給食ですが、どうしても食べられないもの、ありませんでしたか?今回は、懐かしい給食にまつわるほっこり、そして考えさせられるエピソードをご紹介します。

佐久間勝秀さん(@SakumaKatsuhide)が投稿したこちらのツイートです。

  • ※画像はイメージ

小学生の頃、男友達が隣の席の女の子の給食を食べて、先生によく怒られていた。しかしその男友達は給食が始まるとその女の子に小声で『何が食べられない?』と聞いていた。給食は残せないルールでいつも食べられずに泣いていた女の子を助けていたのだ。今その2人は夫婦でこののろけ話を聞かされている。
(@SakumaKatsuhideより引用)

お二人とは、小学校3年生の時のクラスメイトだったという佐久間勝秀さん。二人の結婚式で友人代表スピーチを務めたり、自宅に招かれてランチをいただいたりと、今でも親交を深めているそうです。

このエピソードに、「素敵なお話ですね!!」「何というイケメン」「なるべくしてご夫婦になられた感じですね!」「ほっこりしました」「優しさあふれて朝からウルウルです」「これは惚れてまうやろー!!」といった声が続々と。また「私の初恋の男の子は、小1の時、給食を食べきれない私を毎日励ましてくれた子でした」「給食当番の男の子が 『うずらの卵嫌いだったよな!』って私の器に入らないようによそってくれてすぐ好きになった」など、給食がきっかけで恋心が芽生えること、意外とあるんですね。

さて、リプライには、この”完食ルール”について、「給食の時間が辛かった」「うちの学校のルールはこうだった」など、多くのコメントが寄せられました。いくつかご紹介します。

給食完食ルールにまつわる苦い思い出

・おしるこが嫌いでどうしても食べられなくて放課後下校の放送がなるまで残されました。帰れないし泣きながら口に入れトイレで吐きました。

・クラス全員完食したらシール貰える決まりがあって、でも残しちゃって先生に「シールが貰えないのは貴方のせいになるのよ」って言われた

私も助けてもらいました

・私はミニトマトがダメで、隣りの女の子にコッソリ食べてもらってたな〜。その子が休みの日は、スカートのポケットに入れてお持ち帰り。たまに忘れてそのまま洗濯された記憶も…

・私はみかんが苦手で、小学校も中学校もずっと食べられなかったのですが周りの男子が助けてくれてました。しかもみかんの皮だけ私の皿に戻してくれるので私が食べたことにしてくれるんですよね。みんな優しかったなあ


頑張っても食べられないから残すわけで、それを吐くまで食べさせるとか、しかも幼稚園にもそんなルールがあるとは。食べられない子にとっては地獄の時間だったと思いますが、それを代わりに食べてくれる子の存在は、きっとヒーローだったでしょうね。

佐久間勝秀さんに今回の投稿が反響を呼んでいることについて聞くと、「正直驚くとともに嬉しく感じております。自身が組織開発をはじめ人財育成に関する仕事をしていることもあり、人への優しさや学校給食へのあり方、やり方に関して、様々な方のものの見方、考え方を伺い、考えるきっかけにできたことを有難く思っております」と話していました。

まるでドラマや映画のような素敵すぎるお二人の馴れ初め。小学校の給食について多くの議論も呼んだ、考えさせられる旬ネタでしたね。