きょう12日のフジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(毎週金曜24:55~ ※関東ローカル)では、ジャニーズJr.の7人組ユニット・Travis Japan特集の最終話を放送する。

  • Travis Japan=フジテレビ提供

昨年10月、Travis Japanが主演を務める舞台『虎者 NINJAPAN 2020』が初日を迎えた。会場は、伝統の新橋演舞場。新型コロナウイルスの影響により公演は休止していたが、この舞台をもって225日ぶりに再開された。メンバーの松倉海斗は「皆さんの感染防止対策があって実現できた」と観客やスタッフに対する感謝の思いを。リーダーの宮近海斗は「歓声が気持ち良かったり、褒めてもらえたりっていうのがあるから、この仕事を続けていると思う。上を目指したい」と語った。常に感謝の気持ちと共に最高のパフォーマンスを届けたい、そんな思いで臨んだ本番とその舞台裏に迫る。

舞台『虎者 NINJAPAN 2020』は、演劇を中心とした第一幕と、ダンスナンバーがメーンの第二幕で構成される。抜群の身体能力とダンススキルが余すことなく発揮されるエンタテインメントだ。初日の本番直前、ステージ裏で中村海人は「足が不安で仕方ない。疲労がたまっているっぽい」と話し、激しい稽古で蓄積した疲れを隠せない様子だった。

迎えた本番、その不安は的中してしまう。舞台中盤で足がつってしまった中村は、それをかばいながらもパフォーマンスを続けていたのだった。さらに七五三掛龍也はウォールトランポリンの着地に失敗した際、強い衝撃を受け、首を痛めてしまう。そんな2人の状況を察知し、真っ先に動いたのはメンバーたちだった。振りの一部を変更することを提案し、すぐさま情報を伝えていく。激しい舞台ゆえにメンバーもこれまで同じくけがを経験してきた。だからこそ、ケガをしたメンバーの状況や気持ちに寄り添うことができる。彼らは持ち前の結束力と対応力でその公演を最後まで走り抜けた。

終演後、中村は「メンバーの存在がすごくありがたい。ステージに出ないこともできたけど、次のこの振りはやらずにやってみよう、とか助けてくれた。1人じゃないんだなって思いました」と語った。痛めた首をサポーターで固定された姿で現れた七五三掛は「でもやっぱ楽しかったです。明日も頑張ろうってお客さんも思ってくれたらうれしい。マスクしていても表情がわかる、うれしそうにしてた」と笑顔で語った。

どんな状況であろうとパフォーマンスを成し遂げる覚悟を持つTravis Japan。固い絆で結ばれた7人は、観客の思いと熱をさらなる力としてステージで光り輝く――。

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