香取慎吾主演のテレビ東京 2021年1月クールドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(1月25日スタート 毎週月曜22:00〜)の第2・3話ゲストが24日に明らかになった。

  • 左から深川麻衣、田中俊介、紺野まひる、青木柚

    左から深川麻衣、田中俊介、紺野まひる、青木柚

同作はオリジナルのクライムサスペンス。警視庁によるSNSの専門の対策室「警視庁指殺人対策室」を舞台に、ある事件をきっかけに捜査一課の第一線から外された一匹狼の万丞渉(香取慎吾)をはじめ、出世コースから外れたクセモノメンバーが、キーボードによる殺人=指殺人に苦しむ人々の事件を解決に導き、顔の見えない犯罪者=アノニマスを捜査し見つけ出していく。

第2話(2月1日放送)で描かれるのは、デマによる誹謗中傷。拡散されたデマにより、顔写真や勤務先が晒され、犯罪者と誤解されて誹謗中傷を受けている女性・芹沢亜里沙を深川麻衣、亜里沙の婚約者・日下部翔平を田中俊介が演じ、「指対室」を訪ねることとなる。

翌週の第3話(2月8日放送)で描かれるのは、少年犯罪者の個人情報拡散。殺人犯となった高校生の個人情報がネット上で晒される事態に。未成年で殺人犯となった息子に苦悩する母親・片山百合絵役の紺野まひる、実名など個人情報が晒されてしまう高校生・片山蓮役の青木柚が出演する。

放送に先立ち21日~22日に行った、抽選を勝ち抜いた125名の「アノニマス応援団」を対象に開催された第1話オンライン試写会では、満足度96.4%を記録(1月22日14時現在)。さらに著名人からのコメントも届いた。

同作の放送終了後からは、Paraviオリジナルストーリー『アノニマチュ! ~恋の指相撲対策室~』も配信。第1話には、自作のラブソングがネットで激しい誹謗中傷にあっているという売れないミュージシャン・アダム役としてお笑い芸人のAMEMIYAが出演する。第2話では、今の彼氏にバレる前にネット上に残る過去の彼氏との写真=デジタルタトゥーを消したい会社員・山下聡美役で元乃木坂46キャプテン・桜井玲香が、第3話ではバレンタインデーを前に、ネットに出回ったとあるジンクスがきっかけで店のチョコレートが売れなくなってしまったパティシエ役で元AKB48での野呂佳代が出演し、第4話ではお笑い芸人・ラバーガールの大水洋介演じる、根も葉もない噂話で仕事がうまくいかないというデザイナーが、指対室にクレームを言いに乱入する。

深川麻衣 コメント

ネット社会が発達していく今の世の中、どんどん便利になる一方で、いつの間にか失ってしまったものもあると思っています。
このドラマでは、私達の身近にあるSNSの光と闇を描いていて、様々なメッセージが込められたこの作品に今回参加させていただけたこと、素敵な出演者の皆さまとご一緒できたことを光栄に思います。
そして、私が演じた亜里沙と同じような思いをする人がどうかいなくなりますように、願っています。

田中俊介 コメント

ドラマはエンタメ。娯楽の一つ。楽しい! かっこいい! 面白い! などなど……いつも僕たちを煌めかせてくれます。それはそれは生きて行く上で欠かせない存在です。その中で社会問題を扱うこと、大きな意味があると思うんです。楽しみながら知ることができるから。楽しみながら考えることができるから。目を逸らさずに向き合っていかないといけない問題がこのドラマには描かれています。演者として充実した時間を過ごさせていただきました。香取さん演じる万丞…でら煌いてますよ! 皆様の日々の煌めきにどうかアノニマスをよろしくおね(文字数

紺野まひる コメント

今回の役柄とお芝居を通じて、子どもというものは、親の発する言葉や態度で、人格形成されていくんだなと、改めて考えさせられました。また、人生はいつでも、どこからでもやり直せるものだなと。
香取さんと一緒のシーンでお芝居をして、万丞渉がどんな過去を歩んできたのかが、とても気になりました。私は今回3話の台本しか読んでいないので、一視聴者として、これから残りの話を見るのを楽しみにしています。

青木柚 コメント

香取さん演じる万丞の重く厚い言葉や、震えるような熱量を全身に感じながら、一瞬一瞬を大事に演じさせて頂きました。演じていて胸が痛むシーンもありましたが、ブレることなく片山蓮として生き抜くことが今の自分に与えられた使命と信じて全力で挑みました。「アノニマス」に参加したことで、SNSでの発信は勿論、何事においても、常に想像力を働かせるという事が大切なんだと改めて感じました。この物語が誰かの記憶に、そして意識に残り続ける作品になっていたらいいなと思います。

糸井重里(コピーライター) コメント

もちろん、一筋縄ではいかないドラマを期待して見はじめたのだけれど、あれ? あれ? もしかして一筋縄で縛りあげちゃうの...と思いかけたらそれが大まちがいのようで。よかったよ、よっしゃぁ、次回をすぐに見せてくれ!

内田英治(映画監督) コメント

「お前のこの指一本で、ひとりの人間を殺した。その罪は一生消えない」
香取慎吾さん扮する寡黙な主人公のこのセリフに心が揺れ動いた。匿名の投稿が、人を殺める包丁にもなる…。本作が新時代の暗部について考えるきっかけになればいい。日本では珍しい社会派ドラマの誕生に、拍手をおくりたい。

影山貴彦(同志社女子大学教授) コメント

強い人間なんていない。
指一本で、時に人を死にまで追い込む罪の深さをこのドラマは教えてくれる。
辛い過去を背負い、笑顔を封印した万丞刑事を演じる香取慎吾に初回から痺れた。
傷んだ人の心に寄り添う役柄が、彼は最高に似合う。

白石和彌(映画監督) コメント

SNSの闇に切り込む、こんなドラマを待っていた。ねじ曲がった悪に鉄槌を下し、疲弊した人々を大きな愛で救う。時代が必要とするドラマに、必要とされる香取慎吾。オープニング映像だけで痺れるカッコよさ。この人ならなんとかしてくれると言う映えっぷりが半端ねえ! 一気見できないのがもどかし過ぎる、なので毎週リアタイしますっ!

伊藤隆行(テレビ東京クリエイティブビジネス制作チーム) コメント

初回、ア・ノ・二・マ・ス、揺さぶられました。
その意味…知ってます?
その指で調べるか調べないかはアナタ次第ですが…
都市伝説的な恐怖を感じざるをえません。
この先、想像を絶する恐ろしい敵に直面する。
それはきっと…私たちの日常に潜むリアルな影の存在。
指、震えますよ。
「強い人間なんていない」
「その指が人を殺した…」
香取慎吾さん演じる万丞刑事の重い言葉が刺さりまくります。
指が最恐の凶器であることをえぐり、現代社会に強烈なメッセージを放つ。
そしてライバル役・山本耕史さんが登場した瞬間から物語は強烈な緊張感に襲われ…
様々な伏線がバババッと走る。え? ん? あ! っと引き込まれる。
最後は、松平健さんの言葉少ない名演技に涙があふれ、沈没しました。
ドラマはこれからどうなっていくのか?
不安過ぎるので、次回も見ます…
その強大な恐怖ア・ノ・ニ・マ・スを倒すまで!?
※この物語に「慎吾ちゃん」はいません。
陰を背負った、嫌な感じの、でもどこか人間的な、元捜査一課の狼「万丞刑事」しかいません。
厄介でカッコいい主人公。実はそこが一番の見どころです。
くれぐれもご注意ください。

(C)「アノニマス」製作委員会