俳優の中村倫也が、テレビ東京のドラマ『珈琲いかがでしょう』(2021年放送)の主演を務めることが7日に明らかになった。
同作はコナリミサトによる同名コミックの実写化作。移動珈琲屋「たこ珈琲」の店主・青山一がさりげない言葉で人々を癒す、優しくもほろ苦い人情珈琲群像劇を描いた人気作で、2018年にはアニメ化もされた。
同じくコナリ作品の『凪のお暇』で“メンヘラ製造機”ゴンさんを演じ好評を得ていた中村だが、実は以前から原作ファンの間で、主人公・青山のビジュアル・仕草・佇まいが「中村倫也にしか見えない」との声が殺到し、「ぜひ中村倫也で実写化を」という待望論が巻き起こっていたという。今回そんな思いに応えた奇跡のキャスティングが実現した。中村のテレビ東京の連続ドラマでのレギュラー出演は、『アオイホノオ』『100万円の女たち』『新宿セブン』以来4回目で、主演は今回が初となる。
また、本作で監督・脚本を務めるのは、映画『かもめ食堂』『めがね』『彼らが本気で編むときは、』などで知られ、今年は『川っぺりムコリッタ』の公開を控えている荻上直子。さらに監督には、映画『聖の青春』『パラレルワールド・ラブストーリー』の森義隆、映画『ケンとカズ』の小路紘史という豪華な面々が名を連ねる。
中村倫也 コメント
・テレビ東京の連続ドラマでのレギュラー出演は4回目となり、主演は今回が初となりますが、感想などお聞かせください。
オファーをいただくずっと前、一昨年に原作者のコナリさんとお仕事させていただきまして、その頃にこの漫画も読んでいたんです。たいへん楽しく拝読させていただきました。なので世界観の共有はバッチリかなと。
あとはテレ東のナナナ推しが楽しみです。笑
・「主人公の見た目や仕草、佇まいが中村倫也にしか見えない…」と原作ファンの待望論が現実になりましたが、「珈琲いかがでしょう」テレビドラマ化のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
そうですね、そういった声も僕のもとにも届いていて、「お待たせしました」といったところでしょうか。
これで僕以外の役者が演じていたら何よりもまず僕が文句を言っていたと思うので、良かったなと思います。笑
そしてドラマ化に際しまして、魅力的な監督陣、キャスト陣が集結しました。
青山という役を通じてホスト的な立ち位置もうまく演じられればと思います。
・原作もしくは台本を読んだ感想をお聞かせください。
原作からとても面白く、連ドラで見たいなと思っていました。
脚本を読み、青山とさまざまな人との関わり合いの中で機微が動いていく様を、丁寧に紡いでいければと感じています。
・青山一という役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。
影と包容力のある、珈琲屋のぽわぽわした兄ちゃんとしてまずは存在できればと思います。
・視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。
知らぬ間にコーヒーカップについてしまった汚れを綺麗に落としていくような、そんな作品になると思います。
癒しとハラハラを内包するこのドラマをぜひ楽しんでいただければと思います。
合田知弘プロデューサー(テレビ東京 コンテンツ事業局コンテンツビジネス部) コメント
コナリミサト先生の人気原作をお預かりし、荻上直子監督が連続ドラマ脚本に仕上げて世界観を作られ、そこに今、最も旬な俳優・中村倫也さんを主演に迎える、という本作はきっと他所では味わえない風味のブレンドになることを確信しています!
僕らプロデューサーの仕事は、豆(?)本来の魅力を引き立てながら、雑味が少なくクリアでバランスの良い一杯を視聴者の皆さまにお届けすること。
このドラマ、ひと口めはちょっと甘〜く感じるかもしれませんが、回を追うごとに意外なほどビターでハードなテイストに仕上がっていきます。
そんな口当たりの変化も、ぜひ楽しみにご覧ください。
原作 コナリミサト コメント
珈琲いかがでしょうの実写ドラマ化すっごくすっごく嬉しいです……!!
最終回までの脚本をすでに読ませていただいているのですが、
原作エピソードはもちろんのこと、ドラマオリジナル回もあって楽しみです。
中村さんの演じてくださったゴンが素晴らしすぎたので
青山も素晴らしすぎる未来しか見えません。
珈琲片手に毎週視聴します!!
(C)「珈琲いかがでしょう」製作委員会 (C)コナリミサト/マッグガーデン