今年もまた、パワフルなご長寿たちの爆笑珍解答にお腹を抱えて笑える時間がやってくる! “明るいご長寿たち”が続々登場するTBS系バラエティ特番『爆笑! 明石家さんまのご長寿グランプリ2020』が27日(18:00~21:00)に放送される。名物企画「ご長寿早押しクイズ」はもちろん今回も健在だ。

「ご長寿早押しクイズ」は、2014年9月まで放送されていた『さんまのSUPERからくりTV』の人気コーナーで、2016年末に14年ぶりに復活し、毎年放送されている。2018年末から進行を担当しているのは同局の山本匠晃アナウンサー(36)。14年間務めた鈴木史朗から大役を引き継ぎ今年で3年目となる。今年の収録を終えた山本アナにインタビューし、3年目の心境や進行役として心がけていること、初のリモート開催となった今年の見どころなどについて話を聞いた。

  • TBSの山本匠晃アナウンサー

就任当時、「自分には到底早い…」とその重圧を感じていた山本アナ。「何年も歴史がある企画。非常に重みのある歴史も含め、とても重たい役を引き継がせていただいたなと思いました」と振り返る。

3年目の今回も、重圧が和らぐことはないという。「まだそんなに時間が経っていないので和らぐことはないです。スタジオでさんまさんにご覧いただくので、重責感は全く抜けません(笑)。さんまさんに笑っていただくことが制作スタッフ含めて大きなテーマなので、緊張感は毎年あります」

「ご長寿早押しクイズ」の進行として意識していることは、「ご長寿のみなさんが楽しそうに生き生きと発言できるような空気作り」。不正解のときに、なるべく「違います」とはっきり否定しないようにしているという。

「すぐに答えにたどり着かないことが多いですが、違う答えでも、独特な発想や思いもよらない答えだったら、『素敵なお答えですね』、『ロマンチックなお答えですね』というように、素敵なところをすくいとるようなコメントをして、ご長寿のみなさんが気持ちよく解答を続けられるように気をつけています」

ご長寿たちの解答に対する山本アナの表情にもクスっと笑ってしまう瞬間があるが、「人生の大先輩方なので失礼のないようにと意識していますが、こらえきれず顔に出てぽかんとした表情をしてしまうときがあるので、よくないなと思っています」と自省。「これを機に、ご長寿のみなさんと視聴者のみなさんには、『本当にすみませんでした』と謝罪させていただきたい」とお詫びした。

鈴木の進行ぶりは山本アナの目標だ。「落ち着いたお声で、穏やかな表情で、ご長寿のみなさんの解答に対してさらりとご指摘をされる。あの史朗さんの様は、僕は到底できないと思っていますが、憧れます」

ご長寿がボタンと間違えて湯飲みを押してしまったときに、鈴木が「あ、そっちじゃないですよ」と、距離が近い感じでフランクにツッコんでいた場面が印象に残っているそうで、「僕はご長寿のみなさんと比べるとかなり年下ですし、失礼になってしまうのでできませんが、素敵だなと思いました」と尊敬。「僕も落ち着き払ったような指摘をしてみたいですが、できる兆しは全くありません」と笑った。

鈴木の進行を目標にしつつ、今の自分にできることを全力でやるのみ。「史朗さんは報道出身のアナウンサーで、本当に真面目一筋、“ザ・アナウンサーの鏡”のような落ち着きを持っていらっしゃる。紳士的で、毒も吐きますし、そのバランスの素晴らしさ。あの大先輩には絶対に敵わないと思っているので、憧れの思いを持ちつつ、自分のできることを精一杯やろうと思っています」