パイロットコーポレーションはこのほど、「ビジネスマン・OLの年賀状に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は11月24日~12月11日、首都圏の企業・団体等に勤務する20代~60代のビジネスパーソン401人を対象に、インターネットで実施した。

  • 年賀状の予定

2021年の年賀状を出すかどうかを尋ねたところ、60.8%が「出す」、39.2%が「出さない」と答えた。

年賀状を出す理由としては、「新年の挨拶として」(85.2%)、「日頃、無沙汰しているので」(52.5%)、「コロナ禍で会えていないので」(39.8%)が上位を占めた。年賀状を出さない理由は、「LINE等メッセージアプリで代用」(59.9%)、「準備が面倒」(52.2%)、「出す相手がいない」(31.2%)が多くなっている。

年賀状を「出す」人に、年賀状の準備を始める時期・投函する時期を聞くと、用意する時期は「12月初旬」と「仕事納め後」(各26.2%)が同率1位だった。投函する時期は半数以上が「仕事納め後」(53.3%)と答えている。

新年の挨拶で活用するツールについて尋ねると、1位は「LINE等メッセージアプリ」(76.3%)、2位は「年賀状」(59.9%)だった。

年賀状を出す枚数について尋ねたところ、平均は「47枚」で、5年連続の減少となった。今回の調査での年賀状を出す最多予定枚数は50代男性の「250枚」となっている。

  • 年賀状を出す枚数

年賀状を出す相手について聞くと、「友人・知人」(91.8%)が最も多く、「親類関係」(80.3%)が続いた。「会社等の上司」(47.5%)、「会社等の同僚」(45.9%)、「取引先等」(37.7%)がそれぞれ大きく数字を伸ばしている。

できれば年賀状を出したくない相手について尋ねると、50.9%と半数以上が「出したくない人はいない」と答えた。以降は「会社等の上司」(25.9%)、「会社等の同僚」(23.9%)、「取引先等」(20.2%)などの会社関係が続いている。

  • できれば年賀状を出したくない相手

年賀状をもらって一番うれしい相手は、「友人・知人」(55.9%)が、2位の「特にいない」(14.2%)を引き離して1位となった。もらって一番うれしい年賀状のタイプは、「手製のイラスト、版画、絵手紙、達筆な文字で書かれたもの」(57.9%)が最も多く、「家族写真が入っているもの」(19.7%)が続いた。

  • 年賀状をもらって一番うれしい相手

年賀状の手書き箇所の有無について尋ねたところ、88.5%が「手書き箇所がある」と答えた。「手書き箇所がある」と答えた人に、手書きする理由を聞くと、「気持ちが伝わる感じがする」(48.6%)がトップで、「手書き箇所がまったくないとDMのような感じがするから」(47.2%)、「コロナ禍で会えていないので手書きしたい」(33.3%)という順になっている。

年賀状があった方がいいか、なくてもいいか尋ねると、62.1%が「必要」、37.9%が「なくてもいい」と答えた。必要だと思う人の理由としては「会えない人との連絡が途絶えて困るから」(45.8%)、「お正月らしくなくて寂しい」(45.0%)、不要だと思う人の理由は、「SNS等で代用するから」(59.2%)がトップだった。

  • 年賀状があった方がいいか、なくてもいいか