アイネット証券は12月22日、「2020年の冬のボーナス」に関する調査結果を発表した。調査は12月10日、ボーナスが支給される会社に勤める20代~60代の男女1,148名を対象にインターネットで行われた。

  • 今年のボーナスの増減

    今年のボーナスの増減

今年のボーナスの増減について教えてもらったところ、夏のボーナスが「下がった」という人は37.4%、冬のボーナスが「下がった」という人は43.8%と、コロナショックによる経済不況の影響からか、多くの人のボーナスに変化が生じていることがわかった。

そこで、冬のボーナスがどのくらい下がったのかを聞いたところ、「〜10%DOWN」(25.8%)が最多に。次いで「11%〜20%DOWN」(16.1%)、「21%〜30%DOWN」(14.3%)、「51%〜60%DOWN」(10.1%)、「31%〜40%DOWN」(9.5%)と続き、昨年と比べて10%〜30%ほどDOWNしている人が多く、なかには半分以上も下がってしまった人も見受けられた。

  • 昨年までのボーナスの使い道と今年のボーナスの使い道

    昨年までのボーナスの使い道と今年のボーナスの使い道

続いて、昨年までのボーナスの使い道と今年のボーナスの使い道を比較したところ、昨年までの冬ボーナスの使い道は、「貯蓄」(73.5%)、「買い物」(41.2%)、「生活費」(29.2%)が上位に。一方、今年の冬ボーナスでも同様に、「貯蓄」(71.9%)、「買い物」(32.2%)、「生活費」(27.5%)が上位となり、昨年と変わらない結果に。

しかしながら、「買い物」「旅行」「趣味」「外食」といった個人の消費に関しては昨年よりもポイントが下がっていることから、冬のボーナス額は下がったことで、今までの使い道を見直し消費をできるだけ抑えている傾向がうかがえた。

  • 今年の冬のボーナスが下がったことで何か対策をしていますか?

    今年の冬のボーナスが下がったことで何か対策をしていますか?

最後に、「今年の冬のボーナスが下がったことで何か対策をしていますか?」と質問したところ、「節約」(39.7%)が最も多く、次いで「特に何もしていない」(38.6%)、「家計の見直し」(11.0%)、「投資」(6.5%)、「副業」(3.7%)と続き、資産を増やすという動きよりも、半数以上が守る動き(節約や家計の見直し)を取っていることがわかった。